糖質
【糖質】
・糖質+食物繊維が炭水化物である。栄養学では、エネルギー源になるが糖質と、ならない食物繊維を区別している。ひとつの食品に糖質と食物繊維が含まれている場合を炭水化物と呼称している。また、糖質はさらに単糖類、二糖類、多糖類に分類される。
・糖質は体内に入るとグリコーゲンとして肝臓と筋肉に貯蔵される。貯蔵量は肝臓で約100g、筋肉で約250gで、余剰分の糖質は中性脂肪となり、貯蔵される。
【糖質ー食物繊維】
・人間の消化酵素で消化されない多糖類を食物繊維と呼び、下記の効果があるとされる。
*コレステロールの吸収を抑える。
*血中のコレステロールの上昇を抑える。
*便秘の予防や改善。
*発がん物質などの有害物質を吸着して体外に排泄する。
*腸内細菌の働きを活発にする。
・食物繊維は水に溶けない不溶性食物繊維と、水に溶ける水溶性食物繊維に分けられる。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維は2対1のバランスで取るのが理想とされる。
【糖質ー食物繊維ー不溶性食物繊維】
・腸内で水分を吸収して膨らみ、腸を刺激して便通を改善する。豆類や穀類、野菜やキノコ類に多く含まれる。
【糖質ー食物繊維ー水溶性食物繊維】
・体内で水分に溶けると粘性が発現し、糖に吸着。糖が小腸から吸収される速度を遅らせ、血糖値の上昇をゆるやかにする。