嘲笑い。
冬空が遠く、風が突き放す様に冷たい。
当たり前のように毎日が訪れて、
私は幸せなはずなのに虚しさが募る。
満たされない思いが切なさを呼び醒ます。
思想に耽りたい冬だ。
心の奥に潜む棘が、時々顔を出す。
その棘は私を思考させる。
変わらない世の性、皮肉、嘲笑
本質に迫る度、見たくないものを見る。
足りない言葉、エゴばかりの態度
向き合えない寂しさや切なさがどうしようもなく
私を困らせた。
今の世の中は寂しい。
上辺の友情 空気の読み合い
自分の声を必死に押し殺して苦笑いする。
目に見えるやりきれなさ。
他者に関心がないこと
自分のエゴばかり提示する者
周りに流される者
自己のアイデンティティが崩壊寸前の者
世の本質から目を背けている者
諦める者
いつから私達は向き合えなくなったのだろう。
いつから人の心の機微に気づけない
無神経な人間が増えたんだろう。
皮肉だ、嘲笑うことしか出来ない。
足りないものばかりの世の中で
変わらない人々の渦に巻き込まれながら、
毎日を生きていく。
だから私は、センチメンタルな世界観で
生きている。
その方が自分と向き合えるから。
伝わらない怖さが世の中にある以上
私は本気で幸せとは言えないと思う。
人が人と向き合えない世に何を望む?
もう何も無い。空っぽなんだよ。
そんな世の中でも私は生きていて、
見ないフリしながら生きていく。
皮肉だ。
美しくないものが見えるから、
優しさや愛とかすごく綺麗に見える。
言葉が相反して、縺れて綻んで
ぐちゃぐちゃな世の中でも
不条理だらけでも、
人に優しくできる世界であって欲しい。
10代の私はまだまだピリピリしている。
心が穏やかになるのは何時だ。
でも10代だから伝える事があって、
大人になっても 今の感情を持ち続けたいから
私は綴る。
そして考える、この脳を腐らさないように。