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【近畿OuTPuT会onlineセミナー】〜骨盤底筋トレーニングきちんと出来てますか?
みなさん、こんにちわ。
近畿OuTPuT会の吾妻勇吹です。
https://www.instagram.com/ibuki.physicaltherapist/
これまでにも、近畿OuTPuT会では
オンラインサロンメンバーのみで、アウトプットセミナーをしておりました。
・人にわかりやすく伝えるための文章・スライド構成とは?
・今更聴けない著作権セミナー
・SNSマーケティングを活かした自分軸の見つけ方
など行ってきました。
今後の予定では、
・Instagram活用法
・カラーセラピーよる色の特色について
・シューフィッターが伝える臨床で重要な足
・医療従事者が知りたい金融マネーリテラシー教育
を準備予定です。
アウトプットセミナーの内容がとても価値があるなぁと思い、今回からサロンメンバー以外からも参加者を募って行ってみました!
今回、アウトプットしたセラピストは、
廣山貴之
島根県出身、現在は鳥取県にあるリハ病院に勤務
認定理学療法士(運動器)を取得
院内で排尿ケアチームに所属し、
失禁などの方に骨盤底筋トレーニングを実施している。
ボディメイクアドバイザー研修修了
専門学校で運動療法手技論を外部講師として指導。
その他、パフォーマンスやダイエットなどのボディメイクのアドバイス。
このセミナーで一番大事なのは、
骨盤底筋群を一般の人でも収縮感を”イメージ”できるような「口頭指示」です。その上でも解剖学の理解も患者さんや対象者には必要になってきます。
今回は、セラピスト向けのセミナーでしたので、
解剖学的な視点やいわゆる一般的な骨盤底筋トレーニングと
科学的根拠と経験値におけることをレクチャーしてくださいました。
また、今回感じたものとしては「人によって全然違う」ということであり、まさに「臨床」そのものでした。
個人的にはかなり楽しく聴講させていただきました!
ここから下は、特別に僕自身がメモした内容を箇条書きにしました!
1、骨盤底筋群の機能①
・体幹の動的安定化
・呼吸時に横隔膜と拮抗する
・骨盤内臓器を支持・適切な位置に収める
2、骨盤底筋群の機能②
・尿生殖裂孔の閉鎖
肛門閉口
尿禁制や排泄禁制の維持に関与。
・必要に応じて弛緩・開口することができる
3、骨盤底筋トレーニングの目的
・腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁を予防
・軽度の骨盤臓器脱を防止
・姿勢改善やパフォーマンス向上
※その他
・速筋・遅筋繊維に対し様々なポジションで実施
・骨盤底筋の運動は筋が疲労するまで1日数回実施
(8〜10回✖︎3セット)
・最低5か月間の継続が必要
4、骨盤底筋の収縮確認
・直接的方法
経膣触診
体表触診
・間接的方法
会陰腱中心
尾骨→これは一番現実的
【尾骨の触診】
・収縮→尾骨が頭側方向へ
・弛緩→尾骨が元の位置へ戻る
・怒責→尾骨が尾側方向へ
※脱腸の人はくしゃみや咳でなってしまうことも。
骨盤底筋の収縮が大事。
「あっ」と短く勢いよく声に出すような訓練でくしゃみや咳での脱腸を防止するエクササイズになる。
※立位は難易度が高い。
まずは正座で触診してみよう!
※タオルを用いると感覚入力しやすい!
しかし、人によっては痛みとして感じてしまうことも。
5、骨盤底筋の収縮のための口頭指示
※ここが1番のミソ!
「お尻の骨を近寄せるように」
「お尻の穴だけを軽く閉じるように」
「おしっこを止めるように」
「膣を絞めるように」
「お尻の穴を閉めて持ち上げる」
僕は、「おしっこを閉めるように」の口頭指示がとてもわかりやすかったです(男性はわかりやすい)。
※起きやすい代償
大臀筋(挟む)・内転筋(内股)の収縮。
6、トレーニングのポイント
・速筋繊維
素早く、力強く収縮
腹腔内圧増加時に働く
くしゃみ、咳をした時に働く
全体の約30%を占める
→「できるだけ素早く力強い収縮を10回繰り返す」 ・遅筋繊維
ゆっくり長く収縮
蓄尿時に働く
歩行などの持続性の必要な動作に働く
全体の約70%を占める
→「ゆっくりと収縮しできるだけ長くその収縮を維持する」
オンラインセミナーでは、
実際に収縮を確認し、「どの言語イメージがわかりやすいか」であったり、「排泄における評価は?」などの質疑応答もありました。
また、アウトプッターの廣山さんももっとマニアックな話もあるようで、今回も反響があったので何回かに分けてアウトプットしてもらおうかぁと思っています。
次回もお楽しみに〜♫