日記:頭の中で架空のアニメOP映像を流さないと出勤できない
アニメOP、アニメのオープニング。
小学生時代に親戚のお姉さんがカラオケで歌った際に流れたエヴァンゲリオンのOP映像「残酷な天使のテーゼ」を見て衝撃を受けた。
「何が何だか分らんが、かっこよすぎる」
エヴァンゲリオンを観てみたいと思う気持ちはあったが、当時小学生だった私が親に「エヴァンゲリオン観たい」と言う勇気が出ないまま、月日が過ぎる。
その間もアニメは見ていないのにCDだけ借りて曲を覚え、カラオケでアニメ映像付きで歌っていた。
他のアニメのオープニング・エンディングにも手を出し始めたころから、だんだんと気づいてきたことがある。
私はアニメ本編よりもオープニング・エンディングの曲と映像が好きなのではないか?
中学生になるとアニメを見るよりもYouTubeでアニメのOP・EDを見漁ったり、アニメの主題歌ではない曲をアニメやゲーム映像と組み合わせたMADを見て時間を溶かしていた。
MADを作ってみたいと思う気持ちも無いわけではなかったが、通学の際に頭の中でMADを作って満足していた。
そのうちに既存の曲と自分が作った物語のMADを頭の中で流すようになる。物語と言ってもOP・EDを構成させるだけの物なので起承転結などない。
オープニング
Aメロ……人物紹介。
Bメロ……起。誰かが何かに気づき始める。
サビ……転。必殺技とか出る。
後奏……製作委員会
エンディング
Aメロ……人物のオフショット、または後ろ姿。どこへ向かうでもなく歩いてることも。
Bメロ……ヒロインの物憂げな横顔。
サビ……あえての風景、建物。何か舞っている。花びらとか。
後奏……鳥とか飛ぶ。謎の手紙が映る。
人物の名前も続編も何もない。
聞いている曲、季節、天気、時間帯。
その場限りシチュエーションで妄想をすることによって「学校行きたくないな」「会社行きたくないな」という気持ちを紛らわせている。
楽しみなお出かけの日も大抵やっている。
この行為を中学生からし始めて早10年以上。
そういえば、エンディングは雨の日や帰り道が多い。
中2病と言ってしまえばそれまでなのだろう。
しかし誰にもバレなければ、この行為は私にとってれっきとしたセラピーなのだと思っている。
文芸活動のための資金にしたいと思います。