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「コロナ感染リスクが高い「23の職業」意外な一覧」

TONOZUKAです。


古い記事から。
この頃はまだ空気感染を認めていなかった日本なので、なんとも妙な結果、理由付けとなっている。。


コロナ感染リスクが高い「23の職業」意外な一覧


以下引用

「歯科衛生士や歯科医の感染リスクが高いのは当然です。私を含めた多くの医師は、ウイルスを通さない『N95マスク』を着用しますが、歯科医院だけは一般的なマスクを使っていますから」

と話すのは、感染症専門医で東京・品川区の『KARADA内科クリニック』の佐藤昭裕院長。

歯科衛生士の防護装備を

米紙ニューヨーク・タイムズは先ごろ、職業別の感染リスクを報道。最もリスクが高かったのは歯科衛生士で、歯科助手、歯科医と続くなど医療従事者が上位にランクインした。国によって職場環境や仕事のスタイルがやや異なる職種もあるが、米国よりも先に新型コロナウイルスと戦い始めた私たちにとって興味深いニュースだ。

なにしろ国内情勢は混迷を極めている。

厚生労働省のクラスター(感染者集団)対策班は4月15日、対策をまったく取らないと国内の重篤患者は約85万3300人にのぼるとの試算を公表。重篤患者の約49%が死亡したとする中国のデータなどに基づけば約42万人が命を奪われることになる。政府は同16日に「緊急事態宣言」の対象地域を全国に広げた。こうした危機的状況下にあっても仕事をせざるをえない人は多く、足元の感染リスクを見直す必要がある。

歯科衛生士や歯科医はマスクに加え、フェイスシールドを装着することも。しかし、必ずつけているわけではない。

医師でNPO法人『医療ガバナンス研究所』の上昌広理事長が説明する。

「フェイスシールドを着用しても、治療や処置で飛び散る細かいしぶきを完全に防ぐのは無理。長時間、バイ菌だらけの口の中をいじるわけですから。いまの歯科は、歯石を取るなど定期的クリーニングが増えており、歯科医よりもクリーニングを担当する歯科衛生士のほうが処置時間は長い。せめて防護装備はしっかり整えてあげてほしい」

医療関連では救急救命士のリスクも高い。東北大学病院・感染管理室の徳田浩一室長はこう指摘する。

「救急搬送者と密に接触すれば、咳やくしゃみを浴びやすくなります。そもそも前提として体調不良の患者さんですから、新型コロナかどうかは別として感染症をもらうリスクはあるでしょう」

看護師は医師らよりもリスクが低いとされている。

前出の上理事長は、

「それでも看護師のリスクは高いと思う。たしかに体液をモロにくらう処置は少ないかもしれませんが、タンを吸引する処置では飛沫を浴びやすいはずです」

救急救命士や看護師よりも、ややリスク評価が低かったのが介護士だ。

「高齢者を支える大変な仕事ですが、日々見守っているため相手の体調をよく把握しています。どういう体調かわからない人に囲まれる仕事よりはリスクが低いかもしれません」と前出の徳田室長。

全国各地の院内感染事例をみるまでもなく、医療従事者が危険と隣り合わせで奮闘していることは間違いない。

厚労省は、不足する医療用ガウンのかわりに雨ガッパを使うことや、ゴーグルの代用としてシュノーケリングマスクを認めたが、命を守るための正当な防護具を一刻も早く調達するべきだろう。

同様にハイリスクとみられるのがキャバクラやクラブで働く女性と性風俗業の女性だ。

緊急事態宣言に基づく休業要請を受け、営業を自粛している店が目立つが、都内では看板の明かりを消して休みと見せかけ、こっそり営業を続けるキャバクラ店が……。この状況下でも、働く女性は全員マスクをしていなかった。

前出の佐藤院長は、

「性風俗従事者は、せいぜい1日に5人ぐらいしか、お客さんと接しないでしょう。でも、キャバクラ嬢が接するお客さんは、その何倍にもなるだろうし、性風俗従事者よりもお客さんとの会話が多いのではないか」

とキャバクラ嬢のほうがリスクが高い理由を説明する。

肌には一切触れさせないとしても、近距離での会話のラリーで飛び交うしぶきを軽視しないようにしたい。

意外に、クリーニング店も高リスク判定に

ほかの職種を見ると、意外と高リスク判定されているのがクリーニング店の従業員だ。

前出の徳田室長は、客が出す衣服にウイルスが残存している可能性を指摘する。

「脱いですぐに持ってこられたものや、昨日着た洋服などは表面にウイルスが付着しているかもしれません。

このウイルスは、モノの表面で3日間ぐらいは生きるとされています。店員さんは、持ち込まれた衣服を扱った手でそのまま、目や鼻、口などを触らないように注意したほうがいいでしょう」(徳田室長)

運転業はリスクの高い順に、バス運転手、駅員、パイロット、タクシー運転手と評価。タクシー運転手はもっとハイリスクに思えるが……。

関西福祉大学の勝田吉彰教授(渡航医学)は「考えられるのはいっときに会う人数ですね」と話す。

「タクシーが乗せる客はだいたい2~3人。バスはもっと大勢を乗せて走ります。パイロットは誰にも会わなさそうですが、乗務前には多くのスタッフと複数のミーティングをこなします。どの運転手であっても、アルコール検査や点呼時にリスクが発生していそうです」(勝田教授)

通勤ラッシュ時に不特定多数の乗客をさばく駅員は、危険度が高くなりそうだ。

クラスター感染があった葬儀にもリスクが伴う。

「陽性患者のご遺体はパッケージされるなど感染防止策が徹底されています。しかし、業者は一般の葬儀で不特定多数の遺族や参列者に応対しなければなりません」

と前出の勝田教授。

業者側も「密閉」「密集」「密接」を避ける工夫をしているようだが、油断のないように。

マッサージ店や脱毛サロンは…

整体師のリスクも高めだった。仕事のスタイルが似ているマッサージ店や脱毛サロンで働く人も同レベルとみられる。

「マッサージ店の従業員は、狭い個室で客に密着するようであればリスクは高まります。広い空間で換気しやすい職場環境ならば別ですけれども。脱毛サロンも、密閉された狭い空間で施術することが多い。とりわけ、男性の口のまわりのヒゲを脱毛するときがいちばん危ないと思いますね。最近の若い男性は、ヒゲの脱毛をする人が増えているみたいですから」(前出・佐藤院長)

一方、リスクが低かったのは農業従事者や木こりだ。

「屋外で人とほとんど会わずに黙々と作業しますからね。人と会わなければ感染しません。逆にどのような業界であっても、多くの人と会う仕事ならば注意が必要です」(前出・上理事長)

いまは緊急事態下にある。

仕事のやり方を工夫して、少しでも感染リスクを下げておきたい。

高い職業
歯科衛生士・歯科医・産婦人科医・救急救命士・獣医師看護師・キャバクラ嬢・風俗嬢

「動物は状況を説明できないので、獣医師は飼い主からじっくり話を聞くしかない。この間接的な問診が感染リスクになる」(佐藤院長)

「体調が悪いのにキャバクラや性風俗店に行く人はまずいないだろう。しかし無症状感染者は別で、隣に座って接客するのは危ない」(勝田教授)

「性風俗業では超濃厚接触は必然のため、そもそも感染予防の取り組みはしているはず」(佐藤院長)

やや高い職業
宅配業・ゴミ収集業・バス運転手・介護士・警察官・葬儀業・通訳・クリーニング店従業員・鉄道駅員・中学教師・整体師・マッサージ店従業員・脱毛サロン従業員・消防士・保育士・レジ係

「宅配業は1日に100軒近く回ったりする。玄関先で客と会話し、印鑑を押してもらう。荷物にウイルスがついていても不思議ではない」(佐藤院長)

「警察官は、理性的に行動しそうにない人を相手にする場面が多い。大声をあげて飛沫を飛ばしながら騒ぐ人や酔っぱらいの話も聞かなければならないのはリスクだろう」(勝田教授)

「米国はキャッシュレスが進んでいるが、日本はかなり遅れており、レジ係は多くの人が触った現金の受け渡しが危険」(佐藤院長)

やや低い職業
学校用務員・修理工・美容師・受付業務・秘書・一般事務・ネイリスト・パイロット・タクシー運転手・遊園地キャスト・ウェートレス

「美容師は客と接する時間が長い。しかし、主に客のうしろに立ってカットするため会話をしても飛沫を浴びるリスクは低そう」(徳田室長)

「会話が欠かせない職業で、受付業や秘書が、通訳よりもリスクが低いのは接触時間が短いからだとみられる」(徳田室長)

「ネイリストは客との距離の取り方しだい。できれば腕を曲げた状態ではなく、伸ばした状態で作業するようにしたい」(佐藤院長)

低い職業
フィットネストレーナー・警備員・弁護士・レストランシェフ・大工・農業・木こり・画家・彫刻家

「エアロビなどのフィットネストレーナーはさほどリスクは高くない。汗にウイルスは含まれておらず、トレーナーは声を出しても、客は声を出さずに身体を動かすだけなので」(佐藤院長)

「画家や彫刻家のリスクが低いのは自分ひとりの世界だから。狭く密閉されたアトリエであっても、1人で作業しているかぎり感染しない」(徳田室長)




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