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寛容になりましょう
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予告編を見る限りは、「何がおもろいねん」
食わず嫌いして見てなかったんですが、周りが「面白い!」と言うので、暇潰しに視聴しました。
端的に言うと、一気見してドハマりしました。
いろいろ考えさせるドラマでしたね。コメディでありながら令和の社会に訴えかけるものがあって、深みがありました。
昭和は良くない時代かのように語られる節がありますが、かといって令和が素晴らしいかというと、そうでもないです。
「ハラスメント」、「多様性」を連呼され、生きづらい世の中であるのは事実です。
多分いつの世も、どこかしら我慢しながら生きるしかないんでしょうね。それが社会です。だからこそ、「寛容になりましょう」なのかなと、私は解釈しました。
最適解かというと違うんですが、そうするのが無難なのかなと、モヤモヤを抱えます。
「我慢」を選択すると、「我慢してもらう側」の人が図に乗ることになり兼ねないので、若干の不愉快さが残ります。
私の中で、フェミニストがそれに当たります。男女平等は確かに素晴らしいし、そういう社会であるべきだけど、いつの間にか女尊男卑になっていないか、危惧してしまう部分があります。だからこそ、男は黙っていないで意見すべきなんだと思います。
このドラマが最初から描いていたように、話し合いが大切です。意見を言い合わないと、お互いの気持ちは伝わりません。
「寛容になりましょう」は正解じゃありません。これを結論にして終わりにしてはなりません。議論に議論を重ねて、答えのない答えを追い求めること。その姿勢が大事だと思います。
昭和から学ぶものは沢山あるんだなと思えたドラマでした。これは日本史に残る作品な気がするなぁ。
きっと、令和の常識も、次の元号になった頃には「頭のおかしい時代だったな」と思うでしょう。そういう終わり方だったのはマジで拍手でした。
「常識をアップデート!」みたいなことを言う人が増えた昨今。
現代の常識が必ずしも正しいとは限りません。今のハラスメントやダイバーシティを連呼する風潮が、果たして世の為になっているのか。ときには自分や他人を疑い、今のままでいいのかを考える姿勢を持ちたいと思いました。
「相手の気持ちを考える」って、難しいですよね。本当の意味で他人の思考を汲み取るのは困難。いや、無理とすらいえるでしょう。
どうあがいても、結局は己の主観です。それでもきっと、慮る姿勢が大事です。
私は、電話がきたり、残る贈り物を渡されるのが嫌です。なぜなら、私に迷惑だと考えてくれていないからです。
「仕事のシフト変えてくれなーい?」とか、「携帯料金の見直しをしませんか?」みたいな電話がくるんですよ。
私、普段は資格などの勉強をしているので、電話で集中を阻害されたくありません。業務連絡なんてチャットで済むと思ってます。私は即レスを心がけてるので、秒で返します。電話より時短です。
電話をかけるってことは、相手が用事に取り組んでいることを無視した行為だと思っています。仕事の電話はまだしも、営業の電話とか不愉快ですよね。
営業の電話が嬉しい人がいるのか知りたいです。営業の電話を担当している人は、その仕事に誇りを持っているのか、本当に世の中の為になっていると考えているのか、取材したいです。
それくらい謎な行為です。
謎ではないけど自分が嫌な行為として、『贈り物』があります。
ご当地グルメは嬉しいです。普段触れられないものを口にできます。しかし、残るものを贈られるのは嫌です。
私は断捨離をしています。断捨離は、「捨てる」ばかりが注目されますが、「断る」「離れる」のも重要です。これが、物を増やさない為に必要な行為だからです。
贈る側も、「これあげたら喜んでくれるかも」と考え、良かれと思ってやってます。でも、本題で語ったとおり、主観の域を超えていません。
消えるものの場合、自分の好みじゃなかったら他人に譲るなどして、手元から離せます。しかし、残るものを贈られた場合、「私があげたやつ、使ってくれてる?」みたいなことになっちゃうかもしれませんよね。だから、要らなくても持っとかなきゃいけないんです。
「今日はあの人と会うから、もらった装飾品つけなきゃ」とか、「こないだもらったLINEスタンプで返信しなきゃ」なんて気を遣わないといけません。面倒くさいです。
「嫌われる勇気」という本は、「自分の課題と他人の課題を分離しろ」と言いました。
贈り物を受け取ってしまったら、その物をどうにかすることが、自分の課題になってしまいます。だから、ちゃんと言わなきゃいけない。
「ミニマリストなので、残る物は要りません」
「勉強に取り組んでいるので、電話ではなくLINEで連絡してください」
嫌われる勇気を持って、話し合いをしましょう。
自分の意見を言って嫌われたなら、どうせそのうち切れる縁でした。自分に嘘をついて付き合いを続けるくらいなら、自分から切ってもいいのではないでしょうか。
我々は、生き続ける限り、誰かしらを嫌います。だから、他人に嫌われることも仕方ないのです。
寛容になりましょう。人に迷惑かけながら生きているのだから、ちょっと迷惑かけられたくらいは、おおらかに許しましょう。
藤井風は言いました。
憎みあいの果てに何が生まれるの
わたし、わたしが先に 忘れよう
この言葉は普遍的な歌詞だと思います。
昭和でも平成でも令和でも、憎みあい続けている。それが人間です。
忘れましょう。嫌な思い出なんて忘れてしまって、自分にとっての幸せを追い求めるべきだと思います。
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