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JMRC神奈川ジムカーナ第四戦 富士スピードウェイにて選手のメンタル、フィジカルサポートをしてきました。
先日8/18(日)にJMRC神奈川ジムカーナ第四戦 富士スピードウェイが開催され、ジムカーナドライバーの田尾光規選手のメンタル及びフィジカルサポートに行って参りました。
ジムカーナは舗装された路面で行われるモータースポーツの一種で、コースに置かれたパイロンで作られたコースを早く、正確にゴールすることを競う競技となっています。
田尾選手はJMRC神奈川ジムカーナ選手権のPN3クラスで昨年まで3年連続チャンピオンを獲得しており、さらなる高みを目指してジムカーナの最高峰である全日本選手権にて好成績をおさめることを目指しています。
今シーズンは技術、メンタル、フィジカルのさらなる強化を目標としてJMRC神奈川ジムカーナシリーズに参戦しています。
キネシオロジー太田は2024年2月より田尾選手のメンタル及びフィジカルのサポートをさせて頂いており、富士スピードウェイにて行われた第四戦も現地にて田尾選手のサポートをさせて頂きました。
第四戦のテーマは「本番で極めて高い集中力を発揮する」です。
ジムカーナは1000分の1秒(0.001秒)を争う競技であり、一瞬の集中力の低下がタイムロスに繋がります。極めて高い集中力を約1分半維持し続けなくてはなりません。
高い集中力を発揮するために注目したのは、「脳疲労」です。
集中力が低下する原因の一つに、脳疲労による前頭前野の活動の低下があります。
前頭前野の活動が低下すると、偏桃体と呼ばれる、不安、恐れの感情を引き起こす器官の活動を制御することができなくなり、例えば、失敗が頭をよぎる、弱気になる、身体症状として筋肉の硬直などが現れます。
本番で高い集中力を発揮するために、本番までは脳疲労を溜めない、脳疲労がある場合は回復に努めることを意識して過ごしました。
練習走行は3本、本番走行は2本あり、脳疲労を防ぐ取り組みとして、各走行の10分ほど前に集中力のスイッチを入れ、走行後には集中力のスイッチを切る取り組みをしました。
さらに、競技間は、磁気刺激による前頭前野の活性化などを行い本番に臨みました。
競技の結果、本番の2本の走行とも極めて高い集中力で走行することができたようで、特に本番2本目は他の選手が迫ってくるプレッシャーを乗り越えて、1本目からタイムアップをして見事にPN3クラスで優勝、総合でも36台中2位を獲得しました。
今回の取り組みは、田尾選手の持っている高い能力を安定的に最大限に引き出す大きな成果となりました。
これからも選手がもっている力、努力の成果を最大限発揮できるようにサポートをさせていただきます。
ありがとうございました。
JMRC神奈川ジムカーナ部会
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キネシオロジー太田
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