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情婦(1957)
アガサ・クリスティが自身の短編小説を基に戯曲化した『検察側の証人』の映画化。金持ちの未亡人を殺した容疑をかけられたレナード(パワー)は、老齢ながらロンドンきっての敏腕弁護士ロバーツ(ロートン)に弁護を依頼。だが“検察側の証人”として法廷に立ったレナードの妻クリスティーネ(ディートリッヒ)から、思いもかけない証言が発せられた……。 allcinema ONLINE
“ご覧になっていない方のために決して結末を口外なさらないように“
言いたい! いかに面白い結末か言いたい!
でも言えない!
だから観て! と半ば強引に彼に観せましたが、ビールを3本飲み切りながら寝らずにしっかり観れたし面白い!! と感激してた程に面白い作品です。
展開もテンポもキャストも、どれも凄く素晴らしいと思いました。
法廷劇なのにダレないし、退屈感もない。
主人公の弁護士とその担当看護師とのコミカルな掛け合いも楽しい。
この作品でアガサ・クリスティがこんなに面白いのかと気付き本も読んでみるようになったほどです!
オリエント急行殺人事件(ケネス・ブラナーの)も観てましたが、その時はそこまでの引力は何故かなかったんですよね…。
白黒で古い映画ってなかなか観る機会がないけどホントに知らないだけで良い作品が沢山あるものなんだなと思います。
で、登場人物。
病み上がりの敏腕弁護士ロバーツ。
片眼鏡がギランギラン。病み上がりで付きっきりの看護師と夫婦漫才みたいなやり取りをしている。
自分は仕事する気満々だけど刺激の強い事件はドクターストップがかかっている。
ロバーツの口撃にびくともしない看護師さん。
看護師さんの最後のセリフも観てほしい。
良い人な容疑者 レナード。
女にモテるのです。
レナードの妻、クリスティーネ。
旦那が逮捕されたというのに凄く冷静。
そして驚くべき事実を弁護士ロバーツに打ち明ける。
殺されてしまったリッチな未亡人。
レナードとは帽子屋で出会ってから交流が始まる。
夫人は誰に殺されたのか? クリスティーネの目的は? 裁判だけでなく、様々な事実に打ちのめされていくレナードへの判決は?
ロバーツは弁護士であって探偵ではないので裁判で検察側から新たな証言が出たりしてすんなり解決とはいきません。
それを一緒に観ながら驚き楽しむ感じです。
疑似傍聴席ですね。
結末は 作品を観ていただければ。
何回 工エエェェ(´д`)ェェエエ工ってなったか。
で。 名前は知っていて、美脚も知っていたけど よく知らない マレーネ・ディートリッヒ。
すっごい綺麗な足です。特に膝から下、足の甲に向かうラインと甲のカーブが!
作品の中でも素敵でした〜。 視線といい話し方、声のトーン、もちろん御御足も。
凛としているのに そこはかとなく漂う色香と言うんでしょうか。とにかく素晴らしかったです。
そんなわけで、最近は少しづつアガサ・クリスティを読んでいます。
ちなみに「ポアロ」(海外ドラマ)は知っていて、吹き替えの声も耳に残っていたのでポアロはその時の俳優さんと吹き替えの声で変換されています。