THE GUILTY/ギルティ(2018)
緊急通報指令室のオペレーターであるアスガー・ホルム(ヤコブ・セーダーグレン)は、ある事件をきっかけに警察官としての一線を退き、交通事故による緊急搬送を遠隔手配するなど、些細な事件に応対する日々が続いていた。そんなある日、一本の通報を受ける。それは今まさに誘拐されているという女性自身からの通報だった。彼に与えられた事件解決の手段は”電話”だけ。車の発車音、女性の怯える声、犯人の息遣い・・・。微かに聞こえる音だけを手がかりに、“見えない”事件を解決することはできるのか―。公式サイト
固定された場面で進むお話は結構好きです。
ほぼほぼ主人公のオペレーターの対応だけで進んでいきます。
ある事件は何なのかは分からないけど、それについて記者から電話がかかってきたり、コールセンターだけじゃなく、個人のやり取りも電話です。
オペレーターのアスガーは外に出て何かをする事はないし、電話の向こうの相手も当然声だけでいつも状況はハッキリしないままです。
大体は酔っぱらいや迷惑電話の常連とかちょっとしたトラブルの電話で、何となくこなしている感じのアスガー。
もうそろそろ仕事も終わるって頃に出たコールが何やら怪しい…。噛み合わない会話にイタズラかと思いきや 今までの様子とは違う、異様な音声とその会話に挟まれる別の声…。
コールセンターにかけた相手は、一緒にいる相手にコールセンターへかけているとはさとられないようにしている…。
これは…! ってとこから誘拐事件発生となり、アスガーは電話だけを頼りに奮闘します。
コールセンターから各部署みたいなところへ〇〇で△△が発生、向かってください!みたいなのを連絡するも、電話をかけた本人は車で移動していてハッキリどこにいるかも不明だし、車種もナンバーも分からない。
連絡した部署も向こうは向こうで半端な対応でイライラを募らせるアスガーと私。
音も大事だけど、この電話だからこその まどろっこしさや、オペレーターという立場だからこそのまどろっこしさが見ていても伝わるので、凄くやきもきします。
業務も終わったのに帰るわけにはいかず残業して捜査を続けるアスガー。
少しづつ手がかりを見つけ追いかけていく。
協力してくれるのは元同僚だけ。
その対応や会話からアスガーの性格が少しだけ感じられるような気がしましたが。
始めからアスガーにはトラブル自体より何か心に引っかかるコトがあるのかなーと思わせる感じで、この事件を追うことでその部分も明らかになっていく感じです。
事件の解決はどうしていくのか。
そもそもタイトルの「ギルティ」罪って?
スピーカーよりイヤホンで聞くとより楽しめるかもしれません。