正しいだけじゃもったいない!
先生と呼ばれる人がいて、その人に答えをもらう。
図鑑やネットで調べて答えを得る。
正しいことを求めることは良いことです。
でもそれだけではなく、正誤は置いといて自分なりに想像してみるんです。
ものすごく良いことがあるんですよ。
「鳥たちが木に集まって移動しているのは、鬼ごっこしてるのかな」とか。
「この花名前分からないけど、白くてさらさらで綺麗だからシルクバナってつけちゃおう」とか。
こうやって想像してみると、面白い世界ができます。
正しい、間違っているをつきつめると、なかなかしんどいものがありますが、こう想像の世界で「きっとこうだろう」「こうだったら面白いな」と考えるとほら、豊かになりません?
ちょっと面白かったり。
ちょっとその生物に愛着が沸いたり。
人は自分の想像する力が、他者との関わる力の源になるといいます。
そう思うと不思議ですよね。
他者といっぱい関わった方がコミニュケーションスキルが上がりそうなのに、その源は自分の想像の世界だなんて。
小さい子がごっこ遊びをするのも大事なことなんです。
一人でお人形遊びをして自分の世界を作る子。
みんなで戦いごっこしている子。
これらみんな自分の想像の世界を膨らませて楽しんでいます。
自分自身の想像の世界。
それは生きるために必要な力なんです。
「この花はなんだろう?」
「何でオケラは土に潜るようになったの?」
「どうやってこの種は増えていくの?」
色んな疑問が浮かびます。
普段、子どもたちと関わっていると
「この虫は何?」
「何でこんな色しているの?」
「何を食べているの?」
質問の嵐が来ます。
大人も一緒です。
勉強会では
「どうしてこの鳥は青く見えるんですか?」
正しい答えを求めて質問が来ます。
すごく真面目で良い反面、答えを得るだけじゃもったいない。
せっかく興味を持ったのだから、想像してみましょう。
物事の正しい、間違っているとされていることを知ると世界が広がります。
正誤の世界観にはない豊かな世界も足してあげると、その世界に色が付くように豊かになりますよっ!