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【冬の台湾ひとり旅】 食も観光も詰め込む3泊4日
プロローグ
ウィーンから帰国して1ヶ月ほど経ったある日、次はどこに行こうかな〜と
旅先の参考にパンフレットを見るためH.I.Sへ行きました。
1時間後
「ご来店ありがとうございました~!後ほど旅程送りますね」
わたしは大いなるノリで台湾旅行の予約を済ませて店を後にしたのでした。
羽田から台北へ。譲れない条件。
美味しい食事、風光明媚な景色、親日国。
私の周りでは台湾に行ったことがない人がゼロというくらい人気です。
みんなから「すごく安く行けるよ!」とよく聞いていたのですが、
それは色々条件があることが分かりました。
①羽田空港ではなく成田空港を利用すること。
②到着空港を街中の松山空港ではなく、桃園空港にすること。
③深夜・早朝発というフライトを攻略する必要があること。
④2人以上で行くこと。(一人部屋追加代金が上乗せされるため)
「体力がないので無理です」
①~③を断固拒否したら、それなりの金額になりました。
さらにホテルの往復送迎やホテルのランクをこだわりだしたら、H.I.Sの方が「必要ないと思いますよ」「電車で行けますよ」と止めてくれました。
非常に信頼おける旅行代理店だと思います。
これまで個人手配をすることが多く、旅行代理店で手配をお願いするのは久しぶりだったのですがこういったポイントを教えてもらえるのはいいなぁと感じました。(すこぶる普通のことを言いました)
一人旅の落とし穴。現地ツアーは催行可否が直前まで分からない。
これまでは現地ツアーに申し込むと、「他に人が参加してなくてラッキーだったね!」「移動の車が貸し切り状態だったね!」とよく話したものですが、たいていの現地ツアーが最小催行人数:2名~だから。
一人旅の場合、申し込んだところで催行されるかの保証がないのです。
しかもそれが分かるのが4日前
申し込んだ1件は催行決定、1件は不催行となりやむなく別ツアーに。
ギリギリまで予定が決められなくて不安・・・という方は精神衛生上バックアップを持っておくといいと思います。
私はVELTRAやKlookでチェックしておきました。台湾のツアーはKlookの方が多かったです。
VELTRA
Klookトラベル
1日目
初めてのチャイナエアライン
「有料でいいから座席指定したいです」という願いも虚しく、当日チェックイン時まで手も足も出せないシステムでした。
こういった点はパッケージツアーならでは?のデメリットなのでしょうか。
とはいえ、往復ともに通路側にしてもらえて問題はなかったのです。
短距離ですが往復とも機内食が出ました。復路の雪Q餅、美味しくてびっくり。
機内エンターテイメントは個人的には満足。往路はオーシャンズ8、復路はモアナと伝説の海を観ていたらあっという間に到着。機内ではいつも映画を観て過ごすので、着陸時はたいてい目が真っ赤です。
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到着空港でNT$5000プレゼント抽選キャンペーンに挑む
「遊・台湾で金運も開運も狙っちゃおう!~Taiwan the Lucky Land」実施中の台湾。台湾の滞在が3~90日間で個人旅行の方は全員参加できます。
台湾到着の7日前から1日前に事前登録が必須なのでお忘れなく。
各所で当選のコツを調べてからの挑戦だったので当たる気満々でしたが、思いっきりハズレでした。
清らかな心で抽選に臨んでください。
松山空港は到着ゲートを出て目の前に抽選所があるので迷うことはありませんでした。
ベッドバグ対策
ホテルの部屋に入ったらまずは荷物をバスルームへ。そしてゴム手袋を装着
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シーツを外してマットレスの四隅をチェック。
台北旅の記事ではなくベッドバグの記事になってしまいそうなので、別記事にしました。
ご興味がある方はご覧ください。(虫本体の写真はないのでご安心ください)
悠遊カード(Easy Card)を手に入れる
台湾の交通系ICカードである悠遊カード(EASY CARD)
SuicaやPASMOと同じく交通機関利用時や買い物をする時に使用することができるカードです。
券売機や空港、コンビニでも購入することが可能なのですが、デザインがたくさんあって選ぶのに苦労します。
普通のカードタイプだけでなくキーホルダーとしても使えそうな立体タイプもあります。
私は財布に入れやすいカードタイプ、デザインはこだわってみました。ファミリーマートで購入しました。(150台湾ドル)
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双連円仔湯
台湾最初の食事は1951年創業の老舗、双連円仔湯へ。
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2Fの席に案内されましたが、いらっしゃったスタッフの方が日本語ペラペラで驚きました。イントネーションも完璧(もしかしたら日本人かも?)
店内は広々としていてゆったり過ごせそうな雰囲気です。
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メニューと注文伝票を持ってきてくれました。
日本語併記、写真もあるのでとても分かりやすいです。
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注文が決まったら伝票に自分で書き込んで店員さんのところへ持って行きます。
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10分くらいで提供されました。お茶はサービスです。
注文したのはこちら2品。
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すごく楽しみにしていたのがこの焼麻糬
低音で揚げたお餅なのですが、超超超超モッチモチで、モチモチどころかとろーーーーっとした粘りが最高に美味しい!!!
ピーナッツパウダー・黒胡麻・砂糖がまぶしてあるので香ばしさもあって甘すぎません。1個で結構お腹いっぱいになります。
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「熱いうちに食べてね〜」との言葉通り、徐々に固くなっていくので1個でちょうどいいかもしれません。
一緒に注文したのはおしるこ。メニュー名の「湯」がおしるこという意味です。こちらもホッとする軽い甘さ。白木耳(シロキクラゲ)入りは歯応えがありおすすめです!
MRT雙連駅から徒歩で3分ほどというアクセスの良さも魅力です。
現烤蛋糕 大川本舗
双連円仔湯からすぐの場所にある現烤蛋糕 大川本舗
台湾カステラのお店です。現烤蛋糕とは焼きたてケーキという意味なのですが、その名の通り、お店の周りには焼きたての甘い香りがふわ〜っと立ち込めています。
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チーズ味、フルーツ味などあるのですが、初めてだったので原味(オリジナル)にしました。
予想よりもすごく大きかったので、ミニサイズにしました。
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イートインスペースはないのでホテルに戻って食べましたが、もっと買ってくればよかった!!と後悔しました。
カステラというよりはホットケーキ?卵ケーキ?ふわふわしっとり。
美味しすぎて勢いよく食べると喉を詰まらせそうになりますが、それくらい本当に美味しいです。帰国日に買うと日本にお土産として持って帰ることも可能なので、次回は絶対にたくさん買って帰りたい逸品です。
ホームページが見当たらなかったので食べログのURLです。
黄記魯肉飯
台湾といえば魯肉飯(ルーローハン)でしょう!ということで、美味しいルーローハンを求めて参りました。
MRT中山国小駅・民権西路駅いずれからも行ける雙城街夜市
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こちらの夜市からすぐ近くの晴光公園の前にある緑・黄色の鮮やかな看板が目印!
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入口で伝票を受け取り自分で記入。サイズ感が分からなかったのですが、とりあえず小さい方にしました。
日本人観光客が全然見当たらず、中国語が飛び交う店内。異国感にワクワク。
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ルーローハンを持ってきてくださった店員さんが高齢の女性だったのですが、とってもお元気!可愛い笑顔で一所懸命に説明してくれました。中国語に身振り手振りで。英語も日本語も通じない、でも笑顔でお辞儀するとなんだか伝わる。とても温かい気持ちになりました。
さてルーローハンですが、良い意味であっさり素朴な味。
台湾ならではの八角の風味が強すぎないのですごく食べやすいんです。日本人は好きな方が多いと思います!
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直前まで台湾カステラを頬張っていたのでルーローハンだけでお腹いっぱいだったのですが、近くの席の方が食べていたスープも美味しそうでした。
毎日でも通いたくなるような気楽に入れるお店です。
脆皮鮮奶甜甜圈 晴光店(食べられず・・・)
腹ごなしの散歩をしながら台湾ドーナツをゲットすべくやって参りました。脆皮鮮奶甜甜圈の台北店は常に行列だけど、晴光店ならそんなに並ばないと聞いていたのですが・・・そんなことなかった!
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日を変え時間帯を変え行ってみましたが、、食べられず。
次回は必ず食べたいと思っています。
2日目
8:00前に台北駅に行くと様々な現地ツアーの団体が各所に集合していました。2日目は初心者向けの市内観光ツアーに参加!
極寒のこの日、ダウンジャケットにヒートテックの完全防備でしたがそれでも寒かった。前日は半袖で過ごしたので気温差で風邪を引きそうでした。
冬の台湾は結構寒いので、防寒具は必携です。
行天宮
行天宮は商売の神様として有名です。朝8:00頃に訪れると、地元の人たちが次々に入っていきます。皆さん商売している方なのかと思いきや、健康祈願でいらっしゃる人も多いとのこと。
商売繁盛は中央付近で参拝し、健康祈願は右側で参拝すると良いのだそう。
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内部は撮影不可だったのですが、とても広く大勢の参拝客が膝をついて合掌していました。日本で神社に行くような感覚だったのですが、熱心にお祈りしている参拝客と信者の皆さんの多さに圧倒されました。
その中でカチャーンカチャーンと、何か投げている人がたくさんいて「???」ジーっと見ていると、信者の方が説明してくれました。(しかし中国語)
写真付きの案内板もあったのですが、簡単に覚えていくとスムーズだと思うのでご参照ください。
これは台湾式のおみくじで
①自己紹介・聞きたいことを伝える
②三日月のような形の杯筊を2つ持って投げる。
「表・裏」になるまで投げ続ける。(「表・表」「裏・裏」はダメ)
③筒からおみくじの竹の棒を1本引く。
④「この番号で良いですか?」と神様に確認するため杯筊をまた2つ投げる。
「表・裏」になったらその番号でOK
違ったらまたおみくじを引き直す。「表・裏」になるまで。
⑤OKになったら事務所に行き、その番号のおみくじをいただく。
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これはミカヅキモ
だから皆さん何度も投げているのか、と合点。
これが不思議なもので、あまり深く考えずやってみると一発で「表・裏」が出るんですよね。一緒に来ていたツアーの人たちも全員すぐにおみくじをもらうことができました。
ガイドさんが「台湾の人は引越しする日も神様に聞いて決める。1月1日、ダメ、1月2日、ダメ、1月3日・・・といった感じでOK出るまで全日程聞いていく」と笑いながら話してくれました。結婚相手も神様に聞いて決めるのだとか!日本人だと「まぁ占いだからね!」と言って都合の悪いことは無視しそうですよね。文化の違いを感じて面白かったです。
総統府
車窓からでしたが、美しい赤と白の異国情緒あふれる建造物を見ることができました。日本統治時代に作られたそうです。台湾総統がいらっしゃる重要な場所。また、陸海空軍の最高司令部も置かれているそうです。拳銃を持っている人が数人立っていました。内部は見学もできるそうです。
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中正紀念堂
中華民国の初代総統である蒋介石を讃えて建造された中正紀念堂。
正面ではない門から入ったのですが、こちらも立派。すごく新しく見えます。
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門をくぐるとガイドブックで見ていた光景が!
「階段は蒋介石の享年の数ですよ〜数えてみてね」とガイドさん。
台湾は住める土地がとても少ないといいます。国土の1/3が住める場所、2/3は山だそうです。住める面積が少ないので戸建てはごく稀で、ほぼマンションが建っています。
そんな台湾において、蒋介石のためだけにこれほどの敷地を使い立派な建物が造られたのだと思うと、彼の権力の凄まじさを感じます。
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本堂までエレベーターで上がると、ちょうど衛兵交代式が行われていました。
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毎日9時〜17時まで1時間おきに行われる交代式。
靴の音、銃を床に打ち付ける音が響き渡り、本当にかっこいい!!
衛兵の皆さんは高身長・容姿で選抜されたイケメンばかり。そういった意味でも見応えがありました。ありがとうございます。
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広大な広場も素晴らしい。大満足でバスに乗り込んだらガイドさんから「階段は何段だったでしょうか?」とクイズが。
静まり返る車内
結構な人数がいたにもかかわらず誰一人として数えていないという日本人のおおらかさ(適当さ)が露呈しましたが、89段だそうです。
故宮博物院
メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、ルーヴル美術館(パリ)、エルミタージュ美術館(サンクトペテルブルク)に並び世界四大博物館の1つである故宮博物院。
自分で行くには少し遠かったので、今回の市内ツアーに参加した大きな理由でした。
しかし当日に衝撃の事実が。
博物院の目玉である角煮と白菜が2つとも貸出中で不在。
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なんのこっちゃという方も多いかと思いますが、この豚の角煮(肉形石)と白菜(翠玉白菜)はこの故宮博物院の二大宝物で、ここを訪れる人の半分、いや8割くらいはこれが目的と言っても過言じゃないくらいの展示品なのです。
1つだけ貸出中というのは聞いたことがありましたが、両方って・・・
失意のまま到着した故宮博物院。
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せめてと思い映像や写真を撮影しました。
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世界四大、というだけあって所蔵品の数が凄まじく館内はとても広大です。
常設のもの以外は展示品がどんどん変わるそうなので、何度来ても面白そうです。
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お土産もたくさんあったのですが、角煮と白菜モチーフのものばかりで買うのが躊躇われました。次回の楽しみにしたいと思います。
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忠烈祠
中正紀念堂でも見ましたが、衛兵交代式といえば忠烈祠が有名です。
この白とオレンジのコントラストが美しく、これぞ台湾!という感じがします。
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この門に向かい合って立っている衛兵のお2人。
極寒だろうと周りが騒がしかろうと微動だにしない2人が衛兵交代式が始まると動き始めます。
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中央広場を行進しながら行われるこの交代式は10分ほどなのですが、ずっと目が離せません。一糸乱れぬ行進、足さばき、銃さばきが素晴らしく、感動しました。
ちなみに台座に立つ衛兵に"おさわり"できた時代もあったそうです。
行天宮と同じく、こちらの衛兵たちも選ばれしイケメン。
衛兵たちにはファンができて、近づいてツーショットを撮る人、連絡先をポケットに入れる人もたくさんいたそうです。
ただ、向かい合って立つ2人の衛兵。一方にはファンの行列ができて、もう一方には誰も寄ってこないという「人気格差」が発生してしまったこともあり、現在は近づけないようになっているとかいないとか。
人気格差はさておき、知らない人たちに触られたり連絡先を渡されるのはなかなかの恐怖ですね・・・
鼎泰豊(ディンタイフォン)信義本店
小籠包といえば鼎泰豊!
日本でもよく行くのですが、やはり現地の味は全然違うと聞いて楽しみにしていました。
せっかくなので本店へ行ってまいりました。
パンデミック後に本店の場所が移転したそうで、現在はエレベーター付きの大きなビルです。
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お店の前にはたくさんの人が。予約をしていても20分待ちました。
さすが有名店・・・!
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入店すると調理風景を見ることができます。すごいスピードで小籠包が生産されてゆきます。
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どんどん運ばれてきて途中から撮影できなかったのですが、食べたのは小籠包、蒸し餃子各種、合計10個ほど。さらにチャーハンや野菜炒め、スープなど・・・前半ですでにお腹いっぱいだったのですが、全部美味しすぎて最後まで食べ切りました。
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正直、日本の鼎泰豊もとても美味しいので違いが分からずでした。
良い誤算。帰国してからも通いたいと思いました。
楽晴牛排館
ホテルで台湾の旅行YouTubeを見直していたら、どうしても牛肉麺を食べたくなりました。
雙城街夜市へ出かけた際に「牛」の文字とイラストを発見。
入口で調理している店員さんに「牛肉麺が食べたいんですけど」と声をかけました。日本語も英語もまったく伝わらず、必死でお互いにやりとり。
翻訳アプリで「Beef」「Noodle」がやっと伝わり、「あるよ!」と言われてホッと一安心。綺麗で清潔な店内で待ちます。
10分ほど待ってやってきたのは
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なんだろう?甘い香りが・・・
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上に乗っているのはパイで、中にはコーンスープが入っていました!
甘くてすごく美味しい!パイがパイ生地すぎなくて?パン寄りだったので、周りを散らかすことなく食べられました。
そして、メインが来ました。
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たしかに牛肉、麺。
正体は牛ステーキとスパゲッティでした。
もっと調べてから入るべきなのでは?と毎回思うのですが、行き当たりばったり・現地の人とコミュニケーションをとるのが楽しくてやめられません。
(お手頃価格で美味しいものが多い台湾だからできることで、国によっては事前に物凄い調べます。)
実際、このステーキも美味しくて、大満足でした。
焼き加減はレアだったので、しっかり焼くのが好きな方は注文の時にお願いするといいかもしれません。
お店のホームページなどが見つからなかったので住所を記載します。
楽晴牛排館
No. 9號, Lane 10, Shuangcheng St, Zhongshan District, Taipei City, 台湾 104218
四平頂級手工饅頭
フワフワのカスタード饅頭のような見た目のパン。
夜市で大量に見かけたのですが、ステーキでお腹いっぱいだった私はそのまま通り過ぎてしまっていました。
たまたま期間限定ショップを見かけて購入してみましたが、これめちゃくちゃ美味しいです。カスタードに見えて黄色い部分はチーズ味。
地元の方は5個セットを大量に購入していました。見かけたらぜひ!
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3日目
待ちに待った九份・十份ツアーの日。この日も台湾駅集合だったので、早めに行って駅でコーヒーでも買おうとホテルを出発したところ、目の前に警備員の皆さん。そして沿道には声援を送る人々。昨日まで大量の車やバイクが走っていた広い道路は封鎖され、代わりにマラソンランナーが走っていました。
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最寄駅は横断歩道渡って向こう側。
焦って警備員に「どうやって迂回したらいいの?!?!」と聞くと、「NO!」の一点張り。ホテルに戻ってレセプションに助けを求めました。結局タクシーも捕まえられないとのことで、別の場所までツアーバスに迎えに来てもらうことになりました。ツアー自体もかなり迂回することになって通常より時間がかかったので、台湾に来る方は事前に市内のイベントも調べておくのが良いと思います。
十份
十份では台湾のナイアガラといわれる十份瀑布や十份老街を散策しました。
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普通に雨が降っていましたが、ランタンは大雨でも飛ばせるそうです。
雨より強風の日が難しいとのこと。
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平渓線の駅舎、電車の色、沿線の街並み全てに風情がありました。
昔の日本の田舎町にいるような、なんとも言えないノスタルジックな気分。
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九份
千と千尋の神隠しの街並みのモデルになったと言われていた九份。
公式が否定しているものの、街に入った瞬間から沿道のお店には千と千尋グッズが大量に売られていました。
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ガイドブックで見ていた通りのノスタルジックな雰囲気。
九份が晴れていることはとても稀だそうで、この日も例に漏れず雨でした。というか大雨になってしまい、滑りそうで怖かったです。
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雨宿りがてら最も有名であろう阿妹茶楼(あめちゃろう)へ
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予約などはしていなかったのですが、すんなり入ることができました。
雨がひどくなって、白もやがかかっています。
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席についたら日本語で話しかけてくれます。お茶と4種類の茶菓子セット(NT$300)を注文しました。
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お茶をセットしたら丁寧に説明してくれます。
外が寒かったこともあって、温かいお茶が体に沁みます。「美味しいぃ」
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茶菓子もホッとする甘さ。すごく贅沢な幸せな時間を過ごすことができました。手前はおかわり用の茶葉ですが、飲み切れない場合は店員さんに声をかけると持ち帰り用の袋を持ってきてくれます。
温かいお茶で回復したら、食べ歩き開始です。
お店が立ち並ぶアーケードは屋根があったりなかったり。大雨でも混雑していてなかなか写真は撮れず。色々食べた中でおすすめは阿蘭草仔粿(アーランツァオズグオ)の草餅です。
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結構な行列ができているのですが、回転バリハヤですぐに順番が回ってきます。後ろの行列の勢いに圧倒されて「どれにしようかな〜?」なんてやってる時間がないかもしれないので特に好みがない方は20元を渡して「あずき!」と言うと分かってくれるみたいです。
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1個NT$20の草餅は柔らかもっちり。モチモチというよりはもっちり。
出来立てのもっちり感が最高です。餡がぎっしり詰まっています。
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甜紅豆と鹹緑豆を買ってみたのですが、鹹緑豆の方は結構しょっぱいお味でした。甜紅豆が美味しすぎて、あと5個くらいいけそうでした。
一之郷
一日中食べていたのに食欲が収まらず、カフェに立ち寄りました。帰国してから蜂蜜蛋糕(ハニーケーキ)の元祖で、有名なスイーツのお店だったと知りました。買って帰ればよかった・・・
自分がここに居ていいのか?と思うようなとても可愛い店内。
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何の気なしに注文したこのブリトー。非常に美味しくて驚きました。注文してから作っていたのでブリトーの生地が表面カリカリで中モッチモチ。中のチキンと野菜もすごく美味しかった。
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TWICEのナヨンさん似の店員さんがドーナッツを持ってきて「さーびしゅ」と言ってくれました。可愛くて嬉しかったです。カステラではないですが、このドーナッツもしっとり甘くて美味しかったです。
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4日目
MRT台北101/世貿駅を降りると目の前には大都会が。
台北101・信義エリア
台北のシンボルである台北101
その周辺は信義(シンイー)というエリアなのですが、新光三越や微風南山などの百貨店が立ち並び、台湾に来たことを忘れそうになります。
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お目当てのお店がある場合はビルを間違わないようにご注意を。
それぞれのビルが巨大なので、迷うと結構疲れます。
ちなみに高所恐怖症なので展望台には行きませんでした。
鮮芋仙
世界で800店舗を超える台湾スイーツ専門店です。
流行に疎いため、台湾旅行を計画するまで全く知りませんでした。東京には2017年4月に上陸していたようです。
「芋園」 「仙草」 「豆花」 はじまりの一品から変わることなく、添加物を使用せず「手作り」にこだわり続けた台湾王道スイーツを是非お召し上がり下さい。
健康的なスイーツはいつでも女子の味方。「本場台湾だったら店舗がたくさんあるだろうし、滞在中に見かけたら入ってみよう」くらいの気持ちでいたのですが、こういうお店に限って最終日まで出会えない。
結局、新光三越A8のB2Fにある店舗へ行きました。
どれがいいか分からず、ジェスチャーで
「あなたの、おすすめ、or 一番、人気、どれ?」と聞きました。
果たして本当に伝わってるかどうか分からないけど、超無表情で指差してくれました。
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こちらは「仙草オリジナル」
上に乗っているのはモチモチの芋園。
その下の黒いものは仙草というシソ科の植物を使ったゼリーで、とても体に良いそうです。ゼリーの下にはかき氷?シャーベットがぎっしり詰まっています。
しかしこの仙草ゼリー「薬」の香りが強い。
ハーブではなく、昔の薬、という感じです。
正直、私は苦手だったのでピタッと手が止まりました。
これは好き嫌いあると思います。しかし旅先だと食わず嫌いせずにチャレンジすることができるので良い経験になりました!
東京の店舗で他のメニューも食べてみたいと思います。
四四南村
高層ビルが立ち並ぶ信義エリアからたった数分でタイムスリップしたような場所に到着します。
四四南村(スースーナンツン)は戦後に中国大陸から渡ってきた軍人とその家族が暮らした眷村の1つで、現在はカフェや資料館が営業しています。
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建物はすごく古いのに壁にはカラフルなアートが描かれていたり、お洒落なカフェがあったりとすごく不思議な雰囲気です。
若い人がたくさんいて写真撮影していました。「映える」スポットとして人気のようですが、それでも騒がしくなく、なんだか静けさを感じます。
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古い建物の奥に台北101がそびえ立つ光景は、この四四南村だけが時代から取り残されてしまっているようです。
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檀島香港茶餐廳
最終日に溜まった足の疲れが限界の私は中山駅にいました。
「何でもいい・・・何か食べたい(清潔なお店で脂っこくないものを)」
とフラフラしていると本日2度目の新光三越。
フロアガイドを見るとHonolulu Cafeの文字が。
「最高!!!ポキボウル!アサイーボウル!コナコーヒー!」
速攻で向かったそこにはハワイはありませんでした。
私と同様の勘違いをしたのか、店の前でキョロキョロして笑っているカップルが2組もいました。
ちょっと予定と違いましたが、もう一歩も歩けなかったので入店し注文。
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西多士(サイドシー)香港式フレンチトーストです。
ピーナッツバターを挟んだトーストを揚げて、ハチミツぶっかけて、バターを乗せているというとんでもスイーツです。
疲れた体にこの甘さがキマりました。
この後、注文したワンタンメンが50分も来ないというハプニングもありましたが、西多士の美味しさのおかげで正気を保っていられました。
帰国してからすぐ西多士が食べられるお店を調べたほど大好物になってしまいました・・・。
また行きたい国。
記事には書き切れませんでしたが、他にもたくさん現地グルメを楽しむことができました。マッサージに2回行っても疲労回復しないほど歩き回りました。トラブルも多かったのですが、帰国して思うことは「また行きたい」
台湾の方は親日というだけでなくお世話好きで優しい方がとても多いように思います。
困って尋ねると、尋ねた人だけでなく他にも集まってきてくれます。
みんなで中国語で相談しあってくれたり、代わりに電話をかけてくれたり。
台湾人気の理由がよくわかりました。
今回行けなかった場所や、見られなかったものもあるので近いうちにまた訪れたいと思います。
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