ねこってこんなに可愛いの? 第22弾
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
駐車場に愛車を止め、エンジンを切った。運転席のドアをOpen。
「嗚呼…熱風が頬に当たった。本当に地球は大丈夫だろうか。こんな熱風を喰らう日がくるなんで、子供の頃には全く予想できなかった。僕ら人類はこのまま座して日々を過ごすだけで良いのだろうか……」
なんて感傷的な気分になるも、僕みたいな場末のkindle作家にできることは皆無。せいぜいエアコンディショナーの使用を控え、使用するにしても26度設定でタイマーを利用するくらい。無知というのは本当に罪だなって感じる今日この頃です。
「にゃああッ」
隣の敷地から野良猫の鳴き声が聞こえました。時刻は16時過ぎ。
僕はフェンスに近づきました。
「やあ。こんにちは。君はここで何をしているの? 暑いだろうに」
僕の呼びかけに野良猫が「にゃにゃ」と鳴いた。
「大丈夫。僕は君の味方だから。そこは隣地だからサ、僕は入れないんだ。入ったら不法侵入という罪で、僕はお縄になってしまうんだョ。それにそこはほぼ空き地に近い。こっちにおいで」
僕が力説するも、子猫はずっと僕をガン見している。すると、茂みの奥からも子猫と思われる鳴き声が聞こえた。この暑さの中、ここで何をしているのだろうか。このままスルーする訳にはいかない。
だって僕には『猫のニン』がついているんだから。やったね。うれぴー。
「君、ちょっと待ってて。いま簡易的ではあるけどキャットフードと水を持ってくるから」
僕は大急ぎで玄関のドアノブを右側に回した。
「もう、鍵が閉まってんじゃんかよ。蛸野郎」
自分に対して毒を吐いた僕は、ポケットから鍵を取り出し玄関を開錠した。
小皿にキャットフードをばーっと入れていく………。
「あわわわッ………入れ過ぎだよ。烏賊野郎」
床にキャットフードをぶちまけた自分に対し、またしても僕は毒を吐いてしまった。
玄関のドアを開けると、庭に設置してある水道にダッシュ。もうこれだけで汗だくになっている。マジで暑い。ガチで暑い。
小さいバケツに水道水を8割程度入れると、子猫のところに戻った。
子猫はまだ僕をガン見している。
「さあおいで。さっきも言ったけど、僕はこのフェンスから先には行けないんだョ。お縄になっちゃうんだョ。だからここに置くからね。奥にいる兄弟にも声掛けをして連れてくるんだョ」
僕の呼びかけに対し、子猫が「にゃッ」と鳴いた。この子は頭が良いのかも知れない。
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