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ついに禁酒へ………

みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡

「嗚呼…僕の人生とは何だろう。そして禁酒に踏み切った僕にどんな道が残されていると言うのか。蒼天よ…お答え頂きたい」

禁酒して4日目の朝を迎えた。僕は朝起きると部屋の窓を全開にして蒼天に問いかけた。だけど蒼天は沈黙を保ったまま笑っている。今日も良い天気であることは間違いなさそうだ。

過日。コレステロールの薬を頂くため病院に行った。
待合室で30分待つ。そして名前を呼ばれて問診開始。わずか3分で終了。
それで門診料金が1000円という、いわばボッタくりバーより卑劣なのではないかという憤りを抑えつつ、毎月通っているのであります。

「TAKAYUKIさん、この4月からネ、通院されている方々を対象に、年3回の採決が義務付けられたのですョ。なのでいつも採血から逃げるTAKAYUKIさんも、これで万事休すですな。ひっひっひっ」

院長先生からそう言われてしまったのであります。それに国が思い切って踏み込んできた事により、低所得の平民である場末のkindle作家は、これを受け入れる他ありません。

「それは致し方ないですな。ではさっさと終わらせて頂きたい!」

僕は意を決して、左腕のロンTをまくった。

「TAKAYUKIさん、勇み足過ぎますョ。まずは身長と体重からネ。その前に胸の音を聞かせてもらおうかな? はい吸って~吐いてェ~はい吸って………」

僕は院長先生の言われるまま、阿保丸出しの顔をしながら深呼吸を繰り返しました。

「TAKAYUKIさん、スリッパを脱いでこちらにおあがり下さい」
看護師さんがご丁寧に導いてくれた。なるほど、今の時代、身長を測れば体重も同時に計測できるって訳だ。これはいい。うれぴー。

早速僕はスリッパを脱いで台に上がりました。そして踵を揃えて背中をピーンと伸ばしました。およそ10ヶ月ぶりの測定になります。

「ええッ…身長が170.8センチ。体重が………81キロですね。終わりです」
「あいやややッ」
気づくと僕は頓狂な声を上げていました。
「あの…財布とスマホがポケットに入ったままでした。籠の中に入れますので再測定をお願いします」

僕の質問に、看護師さんが苦笑しながら言った。
「TAKAYUKIさん、この測定器は優秀なので、洋服と貴金属類などは除外して計測してくれるんです。ちゃんと1キロ引いた数値が表示されているので、これで間違いありません。81キロです。それでは採血へどうぞ」

そこから僕はあまり覚えていない。採血も気づくと終わっていたし、支払いもカード払いなのかスマホ決済なのかも思い出せない。挙句の果てには薬局でコレステロールの薬をもらい忘れるという事象も発生した。

人生で初の80キロを超えてしまった僕。このあと、キャンプへ行って大いに食べて飲もうとしていただけに、僕はまさに『開いた口が塞がらない』とはこのことかと思い知ったのであった。

「もしもし? あっ…僕です。あの………申し訳ない。今日のキャンプはキャンセルでお願いします。相すみません!!!」

僕の声が鬼気迫る感じだったのか、盟友は一言も反論せず了承してくれた。

さすがは盟友。ありがとう!


そのあと僕が向かった先は、そう、大好きなスーパーマーケット。

僕はスーパーマーケットの入り口で一礼すると、以下の物を籠に入れた。

キャベツの千切り、葱、玉ねぎ、椎茸、ゴボウ、ニンジン、ピーマン、みょうが、大葉、山芋、ニンニク、ショウガ、里芋、アジの開き、鶏卵、ササミ、木綿豆腐、納豆、ベビーチーズ、黒豆、高野豆腐、ルマンド。

13時に帰宅すると、早速自炊生活を開始した。
そして勿論、大好きなルービーとレモンサワー、さらには日本酒も当面の間飲むことを辞め、アテを拵えるのも禁止するという事を、僕は蒼天に誓ったのであります。

「蒼天よ…自分の不甲斐なさに絶望します。これも全て因果応報。粛々と受け入れ、当面の間、TAKAYUKIは禁酒致します!」

くしくもこの日は、僕がタバコを辞めてちょうど10年目のお昼でした。


そして迎えた4日目の朝。禁酒してからおよそ80時間が経過。今の僕の身体はとても軽くてお腹の調子も良い。また寝つきも寝起きもスムーズになってとても嬉しいです。第二の心臓であるふくらはぎの重さも解消されつつあります。

もしかしたら時すでに遅しで、禁酒できないアル中になっているのではと疑心暗鬼に陥ったけど、今のところ順調で禁酒が継続できています。

この調子を維持しながら、疲弊させてしまった肝臓をはじめとする五臓六腑に陳謝しながら生活して行こうと思います。

みなさんもお体を大切に。そして一歩を踏み出せなかった方、僕と一緒に始めませんか? 禁酒でも禁煙でもダイエットでもパラパラでもなんでもOKです。

だって、同士がいると僕も心強いですから。なんてネ☆彡


本日も最後までお読み頂き、誠にありがとうございました。

みなさん、熱い暑い夏の日を迎える頃、また大いに飲みましょうぞ!





【了】




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拙著もよろしくお願いします(^^)/


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