久方ぶりに転んだ
みなさん、おはようございます。
kindle作家のTAKAYUKIでございます☆彡
左手に6個入りのティッシュペーパーを持ち、右手に12ロールのトイレットペーパーを持って愛車まで歩いていた。
「あとは何を買えば良いのかな………あわわわわわわッ」
プラスチック製の安そうな車止めに、右足が引っ掛かってしまった。体勢を立て直そうとするも、左手にティッシュペーパー、右手にトイレットペーパーを持っている為、バランスが取れない。踏ん張れない。前方に身体が倒れていく。迫りくるアスファルト………。
何とか両手をついて顔面強打を回避した。が、両手を擦りむいて鮮血。ティッシュペーパーおよびトイレットペーパーの一部が凹んだ。
大事な年末に、まさかの赤チン災害を超える負傷をしてしまった。
幸いにも愛車に隠れるような形で転んだので、誰にも見られなかったのがせめてもの救いだ。アーメン!
「痛い痛い痛い………」
僕はズボンを膝上までめくった。両ひざとも紫色に変色し、2ヶ所鮮血していた。これが夏場で半ズボンを着用していたらと考えるだけで、僕の背中に悪寒が走った。
「嗚呼…まさに僕の不注意であり、僕の頓馬であり、僕がぼーっと歩いていた結果だ。これはいかん。イカンぞ。切り替えなくては。でも…アハハハハッ☆彡」
僕は思い出し笑いをしてしまった。顔面にアスファルトが迫ってくる時の自分の表情、通称「ピンチ面」を想像したら、笑えた。大いに笑えた。
愛車に乗って自宅へと帰還した僕は、両手を冷水で洗い、すぐさまバンドエイドを貼った。5枚も貼った。膝を冷やそうかなと思ったけど、痛みがそこまで酷くないのでスルーした。
「これも全て日頃の不摂生が生んだ悲劇であり、蒼天からの罰だ。痛みに同情している場合ではない。すぐさま行動開始だ!」
僕はジャージ上下を着用すると、その上からパーカーを羽織った。
愛車に乗って出発!
けっこうな距離を走行し、目的地の公園に到着した。
「さあ、歩こう。散歩だ。ウォーキングだッ」
まずは芝生の上を歩いていく。
前方を歩いているお爺さん2人をごぼう抜きした。上々の出だしだ!
暑くなったので僕はパーカーを脱いだ。そして休憩をすることにした。すると、カルガモを発見した。
「やあ。こんにちは。君たちも休憩中なのかい?」
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