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忘れる読書 落合陽一
現代の読書の目的
現代社会において、読書は思考力や気づき力、歴史の判断力を養うために重要である。読書を行う際には、自分の目的や興味に合わせて読み方を変え、本の内容を深く理解することが大切である。また、本をコンテンツ、著者の主張、伝え方という3つの要素に分けて理解することで、その本の構造や著者の思考回路を理解することができる。
読書の方法
落合氏は、読書は「忘れるために」行うべきだと主張する。読んだ内容を覚えようとせず、むしろ忘れることで思考を促し、新たな発見につなげることができるという。そのため、読書を行う際には、以下の方法を試してみるとよいだろう。
ザッピング読み:本をざっと読み、全体像をつかむ
周回読み:本を何回も繰り返し読み、内容を深く理解する
一気読み:小説や漫画など、ストーリーを楽しむために一気に読み切る
比較読み:同じテーマの本を複数読み、それぞれの視点や考えを比較する
読書の選び方
本を選ぶ際には、自分の文脈で選ぶことが重要である。例えば、仕事で役立つ知識を身につけたい場合は、ビジネス書や専門書を選ぶ。また、自分の興味や関心を広げたい場合は、幅広いジャンルの本を読む。
ビジョンの見つけ方
本を読む際には、本の出版年や執筆された年を確認することも重要である。特に、歴史書や古典、ひと時代前に書かれた本を読む時に、この視点は欠かせない。なぜなら、その時代時代で抱えている課題は違い、本の書き手が抱く「ビジョン」と、どんな文脈から何を成し遂げたいと考えていたのかという「ミッション」を読み解く上で、背景となる時代情報は欠かせないからである。
落合氏のおすすめの本(一部)
落合氏は、以下の本をおすすめしている。
* 「いかにして問題を解くか」G・ポリア
* 「夜と霧」ヴィクトール・フランクル
* 「シンプリシティの法則」ジョン・マエダ
* 「日本的霊性」小室直樹、山本七平
* 「ミカドの肖像」猪瀬直樹
* 「土地の神話」猪瀬直樹
* 「禅と日本文化」鈴木大拙
* 「風姿花伝」
忘れる読書 (PHP新書)