自分をゆるせたら、優しさに包まれる
片頭痛の発作が続くことで、今まで当たり前にできていたことができなくなりました。
家では、皿洗いや洗濯物をたたむことなどを毎日していましたが、日によっては頭痛で寝込んでしまって、その日のうちにできない日々が続きました。
しか~し。
1日、2日ではなく、毎日のように続いたため、家族もいろいろと配慮してくれました。それは、それは、普段は目にできないような見事な連係プレーでした(笑)。
いつの間にか、食器類は片付いていました。
洗濯物も、気付くと2日分まとめて各部屋に片づけてありました。
さらには、私が横になると、光や音に配慮して、テレビを消したり、別の部屋で静かに過ごしたり、そっとタオルケットをかぶせてくれたり。
頭痛用と弁当用の保冷剤を冷凍庫で分けておいてくれたり。
ちょっとしたことが本当にうれしく、ありがたかったです。
職場でも、仕事を代わりに引き受けてくれたり、ちょっとしたフォローがあったり。やはり横になる時は、周りの環境に配慮してもらったり。
今までは、「自分が頑張らなくちゃ」「迷惑をかけられないから、頭痛ぐらい我慢して~」「自分がつぶれたら、みんなが困る~」とばかりに、無理をして、痛みをごまかして仕事をしていました。
今回の頭痛は、激痛でそうもいきませんでしたが、逆に、職場の方のやさしさにも触れる機会になりました。
「困った時はお互い様ですよ~」とも言われました。
今までの自分は、頭痛で家の事も仕事も中途半端だったり、思うようにできなかったりすると、すごく自分を責めていました。あるいは、周りの足を引っ張っているのではないかと焦りも感じていました。
そして、自分は今まで周りの人に「弱みを見せまい」と鎧を着ていました。
だから、なかなか頼んだり、助けを求めたりができ7ませんでした。
しかし、今回は痛みのせいではありますが、本当に困って、周りの人を頼ったおかげで、ある意味、自分の心を開けたのかもしれません。
何でも「自分でやろう」とピリピリしていたから、人を寄せつけないオーラも全開だったのかもしれません。
今回の片頭痛は、周りの人のやさしさを、本当に体験として感じる、受け止める機会にもなりました。
そして、周りの人のやさしさを体験したからこそ、自分も誰か困っていたら、義務でとか、周りの目を気にしてではなく、素直に、さっと助けられる気がしました。
それは自分にとってては大きなプラスの出来事でした。
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです