目に見えるもの の 裏側で
物価高騰などで、賃上げが望まれます。
多くの人が努力をしていますが、会社にとっては人件費が増えれば、状況によっては倒産の危機につながります。
賃上げが進む外国では、その分?失業率が高いといいます。
あるいは、ところによってはハンバーガーでも何千円もする値段になっています。
給料が上がらない日本と言われていますが、その分、失業率でみれば、周りの国よりおさえられているともいえます。
一度、給料などが上がるともとにはなかなか戻せません。
明治時代などは「1円」が大金でした。今は使われないですが、「銭」なんていう単位もあったとか。
物価高、賃上げが進んだら、今後、お金の単位もまた、新しくなるのでしょうか。
「成長」することは大切なことだとは思います。
成長に価値をおいた社会だとは思います。
ただ、成長することは「今までの自分(社会)が死んで、新しい自分(もの)が生まれる、生まれ変わること」ととらえれば、大変で、苦しい部分もあると見えてきます。
パソコンが普及した時、画面上のやり取りで紙の使用が減ると言われましたが、一覧することが難しかったり、画面上だと見直しがいい加減になりやすかったりで、むしろプリントアウトが増え、紙の使用が増えたと言われます。
いろいろな発明や改革がなされて、人間がすることが減り、余裕ができると思われていたのに、なぜか、「どうでもいい」仕事が増え、むしろ、忙しさが増したと感じるようになったとも言われます。
「もっと、もっと」「よりよく、よりよく」が成長につながるよいものだったとしても、それになれる、使いこなす前に、次の新しいものができると、おいつけなくて、ゆとりがなくなってしまいます。
脱成長がいいのか分かりませんが、木の年輪のように、少しずつ大きくなる
緩やかな成長も今後大切になるのかもしれません。
ボム・ムーアヘッド(アメリカ 牧師)さんの言葉です。
この時代に生きる 私たちの矛盾
ビルは空高くなったが 人の気は短くなり
高速道路は広くなったが 視野は狭くなり
お金を使ってはいるが 得る物は少なく
たくさん物を買っているが 楽しみはすくなくなっている
家は大きくなったが 家庭は小さくなり
より便利になったが 時間は前よりもない
たくさんの学位を持っても センスはなく
知識は増えたが 決断することは少ない
専門家は大勢いるが 問題は増えている
薬も増えたが 健康状態は悪くなっている
飲みすぎ吸い過ぎ消費し 笑うことは少なく
猛スピードで運転し すぐ怒り
夜更かしをしすぎて 起きた時には疲れすぎている
読むことは稀で テレビは長く見るが 祈ることはとても稀である
持ち物は増えているが 自分の価値は下がっている
喋りすぎるが 愛することは稀であるどころか憎むことが多すぎる
生計のたてかたは学んだが 人生を学んではいない
長生きするようになったが 長らく今を生きていない
月まで行き来できるのに 近所同士の争いは絶えない
世界は支配したが 内世界はどうなのか
前より大きい規模のことはなしえたが よりよいことはなしえていない
空気を浄化し 魂を汚し
原子核を分裂させられるが 偏見を取り去ることができない
急ぐことは学んだが 待つことを覚えず
計画は増えたが 成し遂げられていない
たくさん書いているが 学びはせず
情報を手に入れ 多くのコンピュータを用意しているのに
コミュニケーションはどんどん減っている
ファースト・フードで消化は遅く 体は大きいが 人格は小さく
利益に没頭し 人間関係は希薄になっている
世界平和の時代と言われるのに 家族の争いはたえず
レジャーは増えても 楽しみは少なく
たくさんの食べ物に囲まれても 栄養は少なく
夫婦でかせいでも 離婚も増え
家は良くなったが 家庭は壊れている
忘れないでほしい 愛するものと過ごす時間を
それは永遠には続かないのだ
忘れないでほしい すぐそばにいる人を抱きしめることを
あなたが与えることができるこの唯一の宝物には 1円もかからない
忘れないでほしい あなたのパートナーや愛する者に「愛している」
と言うことを 心を込めて
あなたの心からキスと抱擁はくずを癒してくれるだろう
忘れないでほしい もう逢えないかもしれない人の手を握り
その時間を慈しむことを
愛し 話し あなたの心の中にあるかけがえのない思いを分かち合おう
人生はどれだけ呼吸をし続けるかで決まるのではない
どれだけ心のふるえる瞬間があるかだ
皆様の心にのこる一言・学びがあれば幸いです