嵐の夜に~晴れの今日の日
去年モデルをやっていた絵が美術館の公募展に出品されているから明日一緒に見に行こう、と何故か僕の部屋に君が転がり込んできた。最寄りの駅で待ち合わせれば済む話だと言ったら、以前支度に手間取って定刻に来なかった相手を待ちきれずに先に行ってしまったことがあるから、と罰が悪そうに返してきた。お前が遅刻じゃなくて?と混ぜっ返したら、だってずっと楽しみにしてたから…と子供のようなむにゃむにゃとした口振りをした。ー遠足かよ。っていうか、お前俺を目覚まし代わりにする気だろ。と言ったら、そうだ