勉強しても覚えられない…そんな人ほどやるべき"2つのノート"(考え方編)
1. 「僕、なぜか円周率25桁、小学生の時に覚えたんだよね。」
そう言うと、「え、すご!」って言われた経験がある。
みなさんには、そんな日常では使えない、無駄な知識はあるだろうか?
無駄な知識はみなさんに無くても、全然不思議ではない。
ただ、多くのそういう知識は忘れるものである。読者の中にも昔、元素記号や歴史の年号、文学史をテストのために必死に覚えたのに、ほとんどの内容は翌日に忘れてしまって、全然覚えていないという経験をしたことがある人は少なくないだろう。
じゃあ、なんで私は円周率を覚えているんだろうか?
改めて考えてみると、私は暗記は基本的に嫌いだし、すぐに忘れるタイプなのに…。
そして見えてきた。
覚えていた理由は「友達と競い合ったから」だ。
つまり「何桁まで覚えられるか?」と友達と勝負しているうちに、知らない間に記憶に定着していた。ということである。そして、それがおもしろいのである。
このことからも、円周率そのものに興味がなかったとしても「おもしろい」と思ったことに関しては、勝手に頭に残ることがわかる。一方で、テストのためだけに覚えたことは、すぐに忘れるのが一般的である。
2. テスト勉強の矛盾:「なぜ覚えたことを忘れるのか?」
「テストがないと学生は勉強しない」ってよく言われるけど、実際はちょっと違うと思っている。
本質は
「おもしろいことは勝手に勉強するけど、つまらないことはテストがないとやらない」 というものだ。
それに、日本の学校の勉強は「やらされる勉強」が多い。だから、短期記憶に偏りがちで、テストが終わると忘れてしまう。
実際、こんな経験はないだろうか?
✅ テスト前に必死に暗記したのに、テスト後にはあっという間に全部忘れた。
✅ 社会の年号をたくさん覚えたのに、今は全然思い出せない。
✅ 英単語を何度も暗記したのに、いざ書けと言われると出てこない。
これは、「テストのために覚えること、に集中してしまうから。」というのが大きい。
しかし、これからの時代に必要なのは 「その分野を理解したどうか実感のわかない「短期記憶=テストのために覚えること」ではない。」ことは断言できる。
3. 「じゃあ、どうすればいい?」→ 2つのノートの概要を紹介
じゃあ、どうすれば 「記憶に残る勉強」 ができるのか?
その答えが、「ギモンノート」と「ポイントノート」 だ。
✅ 「ギモンノート」:授業や勉強中に疑問を書くだけ!
✅ 「ポイントノート」:解き直しより「間違えたポイント」を書く!
どちらも 「学びを定着させるための最強アイテム」 で、これらを続けた生徒は、 大学受験の最後までやり切ったうえに、全員合格している。
「ギモンノート」と「ポイントノート」を使えば、勉強が楽しくなり、長い目で見れば見るほど効率も爆上がりする。
ただ、ここで「どうやって使うの?」と思った人もいるだろう。
4. まとめ
「ギモンノート」「ポイントノート」について、もっと詳しく知りたいと思っていただけた方。
安心してもらいたい。
次回は、実践編!「ギモンノート」と「ポイントノート」の具体的な使い方を徹底解説する。
「じゃあ、次回まで何もしなくていいの?」と思った人は鋭い。
今日から1つ、何でも良いので「ギモン」を書いてみよう。
✅ 基本的に授業中や勉強中に「なんで?」と思ったことをメモするだけ!
✅ 例えば、「なんで√2って無理数なの?」とか「なんで日本は昔、鎖国したの?」でもOK!
これをするだけで、次の学びが変わる。
次回、「ギモンノート」と「ポイントノート」を具体的にどう使えばいいのか、徹底解説するのでお楽しみに!
第1回(考え方編) 完!
次回 → 「ギモンノート&ポイントノート」の使い方を徹底解説!(実践編)