見出し画像

ノベルゲーム感想記


最近、特にノベルゲームをよくやっているので、せっかくだから感想を書いてみます。
この感想は私個人のものなので参考程度にとらえてもらえると助かります。
ネタバレはなしで良かった点、悪かった点を適当に一言ずつまとめます。

最近やったゲーム

パラノマサイト FILE23 本所七不思議

・購入理由
主人公が複数人いて、それぞれの視点から1つの物語を追っていくシステム。
「街」や「428」のようなシステムかなと思って、販売前から興味を持って買いました。

・良かった点
今回取り上げる中では一番クオリティが高いゲームに思えます。
ストーリー自体はコンパクトにまとまっており、手軽に遊べました。
それなのに個性的なキャラが相互にかかわりあうので重厚感のある体験が得られます。
超常現象で理由づけされることが多いから、ホラー・オカルトのジャンルのゲームはあまり遊ばないのですが、このゲームでは設定がしっかりしていて、理不尽に思うことはなかったです。
・悪かった点
好みはわかれると思いますが、私はあまりないです。
強いて言うならば、最初の興家彰吾編はあまり感情移入できず、少しとっつきにくいかなと思います。

Unheard ―罪の代弁―

・購入理由
正直あんまり惹かれる要素はなかったかな。
評価が非常に高かったのと暗めのミステリが好みだったので、セールのタイミングで買いました。
でもあまり興味が無かったので、しばらく積んでいました。

・良かった点
結論から話すと、今回取り上げるゲームで一番好みでした。
事件を傍から聞いて、真相を理解するゲームです。
全キャラに日本語ボイスが付いているのですが、演技も翻訳もとてもうまいと感じました。
事件に没入できる感覚がたまらないです。
個人的に好きなシナリオは4章の劇場とDLCの致命的なシナリオの2つですね。

・悪かった点
事件の起きる過程は見せてくれるのですが、起きた後の結末を見せてくれないので少しモヤっとします。
考察する分には楽しいのですが、個人的には結末や真相をはっきりと見せてくれたほうが嬉しいと感じました。

マーダーミステリーパラドクス このひと夏の十五年

・購入理由
マーダーミステリーが好きで、調べているときに引っ掛かったので、買いました。

・良かった点
このゲームはストーリーとシステムのバランスがいいとは思いました。
とにかく事件がたくさん起きて推理するタイミングが多いです。
しかも、ストーリー上の違和感を残しながらもシステムを優先させているところも好印象です(スイカがなくなっただけなのに3時間くらい話し合います。登場人物は分単位で正確に自分のしたことを覚えています。)。
新しいノベルゲームとしては挑戦的で好感が持てます。

・悪かった点
正直、あんまりおすすめはしないです。
ストーリーは予想通りであまりおもしろくなかったです。
事件のほうも2章がピークで、それ以降も似たような展開になるなあという印象でした。
あと「マーダーミステリーかな、これ」という気持ちです。

未解決事件は終わらせないといけないから

・購入理由
作者のSomi氏の「罪悪感三部作」と呼ばれるゲームを過去に遊んだことがありました。
三部作はどれも挑戦的なゲームで、作者のクリエイティブな思想・感情が見れて好感を持っていました。

・良かった点
非常に良質なストーリーでした。
最初は意味不明と思いながらも、決して難易度は高くなく情報が整理されるにしたがって、ストーリーの全貌が見えてきます。
各キャラクターのことが次第にわかってきて、それが快感でした。
システムも他のノベルゲームにない新しいもので、挑戦的なのにそれが楽しいものでした。

・悪かった点
最初はストーリーもシステムも何もわからなかったので、ぱっとしない感覚でしたね。
情報がまとまりのない形で増えていきますので、ゲームが進むまで少し退屈でした。
ゲーム側は情報を整理してくれないので能動的に整理していく必要があります。

人魔

・購入理由
ノベルゲーム探していた時に安価で売られていたため。
絵柄も好みでした。
だけど、製作者を知らないのとオカルトがあまり好きじゃないためしばらく積んでいました。

・良かった点
圧倒的にコスパがいいです。
300円でフルボイス&Live2Dと非常に豪華です。
ストーリーも少しごちゃっとしていますが、マルチエンディングなうえにどのエンディングも余韻が残ります。

・悪かった点
ストーリー分岐条件はわかりにくいです。
会話スキップがあるためそこまで苦労はないですが、攻略を見たりオプションにあるアンロックを使ったりするほうがいいと思います。


Her Story

・購入理由
ゲームタイトルは昔から知っていて、積んでいました。
「未解決事件は終わらせないといけないから」のレビューにこのゲームに似ていると書かれていたので、それならやろうと始めました。

・良かった点
素朴なゲームシステムから徐々に明かされていく真相が面白いです。
謎がわかると新たな謎が生まれてくるのですが、このゲームでは謎そのものが情報源になってくるところがいいですね。
ある動画で「○○」が出てくると、「○○ってなんだろ」って思ってそこから次の動画へと進めていくのが楽しいです。
「Return of the Obra Dinn」とプレイ感が似ているなあと思いました。

・悪かった点
ストーリーはいいのですが、システムが情報を整理してくれないので、後半はよくわからなくなります。
ある程度動画が見たら、エンディングが見れるのですが、問題が出されるわけではないので、自分のストーリーの認識が正しいのかも判断できない。
かといって、全部の動画を見てストーリーを整理するのは大変で折り合いをつけづらい。

Late Shift

・購入理由
昔「Death Come True」を遊んだ後に、他のプレイングシネマ系にも手を出したいと思って買いました。
だけど、なんかやる気しないなと思ってしばらく積んでいたところ「Her Story」をやって、始めました。

・良かった点
ストーリーは王道ですが、主人公の緊張感が伝わってきます。
2時間ぶっ続けで遊びました。

・悪かった点
チャプターセレクトやフローチャートが無いため、もう一回遊ぼうと思うとはじめからになってしまう。
正直、もう一回遊ぶのが面倒くさく思っています。

これから遊ぶ予定のゲーム

A Space for the Unbound 心に咲く花

評価が高くオススメされたため買ったゲームです。
感動系のゲームはあまりしないため、なかなか遊べていません。

シロナガス島への帰還

こちらも評価が高くて買ったゲームです。
昔のゲームだと思って避けてたんですけど、最近出たゲームだったんですね。

今までやったおすすめのゲーム

「逆転裁判」「428」「ダンガンロンパ」などの有名どころを挙げても仕方ないので、個人的に好きなものだけを抜粋して書きます。

The Sexy Brutale

・良かった点
タイムリープして殺人を未然に防ぐというテーマがとても好きでした。
難易度やボリュームも手ごろで遊びやすかったと思います。

・悪かった点
当時、Switchで買ったんですけど、メニュー画面(?)がバグか何かでうまく表示されなかった記憶があります。
大したことじゃないんですけど、初めて買ったインディーゲームだったので、なんか嫌だった覚えはあります。

WILL:素晴らしき世界

・良かった点
文章を並び替えてストーリーを作るという点が、他にはなく面白い、そして私好みでした。
主人公も多く、多種多様な展開が楽しめました。

・悪かった点
メインストーリーも各キャラのストーリーも割と唐突に終わって、あまり余韻が残らなかった印象です。

Return of the Obra Dinn

・良かった点
名簿をうめながら事件の真相が見えてくるのが面白いです。
ゲームシステムはシンプルなのに話が広がっていくのが非常に楽しかったですね。

・悪かった点
私が期待しすぎたのかもしれないのですが、最後隠された章が明らかになったとき「うーん……」と思ってしまいましたね。

おまけ

ホロビホコロビ

私が作ったゲームです。
絵も音楽もプログラミングもできない私が作ったゲームなので、クオリティが高いとは言えませんが、個人的には満足いく作品です。
無料なので興味がある方はぜひ遊んでください。

簡単にまとめるつもりだったけど、たくさん書いちゃいました。
それでは今日はここまで。
よいノベルを~。

……。
……。
……。
はぁ~、ついに自分のゲーム公開しちゃった~。
恥ずかしい~。
厳しい意見でも、感想などいただければ励みになりますのでよろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?