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飲酒運転事故でアルコール依存症が確定した夫【10】エピローグ

2020年1月
夫が飲酒運転事故を起こし逮捕→警察で取調べ中に容態が急変し救急搬送され、小腸破裂などの緊急手術で入院。アルコール依存症が発覚。

2020年2月
退院後、夫本人がやっとアルコール依存症を認めてアルコール依存症の治療入院を決意。治療入院開始。

2020年3月
治療入院中の夫の変化で 本来の夫の姿を思い出し、私の離婚したかった気持ちが揺らぎだす。

2020年4月
夫が入院中に私はいろいろな本に出会い、自分の意識の変化に驚く。

エイブラハムの本に出会い、本当の自分の望みに気付く。
私はこの家族が大好きでたまらない。家族3人で笑って暮らしたい!という望み。

こんなに強い気持ちがあるなら、絶対なんとかなるはず!自分が不安になることを考えるのはやめて、安心出来るような思考をすることに決めた。

今この瞬間、食べ物もあるし、服もあるし、住むところもある。充分足りてる。大丈夫、大丈夫だよ、私。

そして、この気持ち…また父ちゃんとやり直して前みたいに楽しく3人で暮らしたい…と息子に伝えると、喜んで賛同してくれた。夫が入院中の入籍21周年の記念日は、息子と2人でケーキを食べて祝った。

2020年5月
3ヶ月の治療入院を終えて退院する夫を、ルンルン気分で息子と一緒に迎えに行った。
その車中で息子が、
「こんな状況(夫が無職でアルコール依存症、しかもコロナ禍)なのにさ、楽しくアル中の父ちゃんを迎えに行くなんて、うちって最強じゃね?超幸せだよね!」
と笑った。
激しく同意!マジ無敵!

外から見たら大変な現実に直面している家族だろうと思う。でも私はなぜかなんとかなる自信があり、ケロッとしていた。なんだかコロナ禍のアルコール自粛ムードに、とても応援されている感じすらした。

そして、あの事故から3年…

2023年1月

今現在。
夫は、断酒継続している!

本当に1滴も飲んでいない。本当にすごい!
飲酒欲求には炭酸水で対処。炭酸水は手放せない。
私が近くにいられないときは、抗酒剤(ノックビン)を服用してもらっている。
もちろん私も断酒中。 

この3年間、飲酒運転事故の裁判やいろいろなことがあった。
裁判の証言台に立った私は、裁判長と検事さんに 夫の断酒を見守り続ける自信がある!と力説した。

今、家族3人で笑って暮らしている!
望みが叶っている!!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
このような発信は初めての経験でした。読んでくださる人がいるのかなと思っていたのですが、有り難いことに読んでくださる人たちがいて、とても嬉しく感謝しています。

そして、今現在 私と似た境遇や、私の夫と同じアルコール依存症の方自身が発信されていることも知ることが出来て感激しました。その方々の発信を、愛おしく心から応援する気持ちで拝読しております。
コロナ禍に治療入院した為、夫も私も断酒会などに参加したことがありません。同じ境遇の方のお話を聞く機会が今までなかったので、これは本当に嬉しい出会いです。



これからも日々感じることなど、書いていきたいと思います☺️
本当にありがとうございます!

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