ぬいぐるみを愛する男子の行く末をワタシはまだ知らない
みなさん、子どものころのぬいぐるみってどうしてますか?
ワタシとパパは昭和の人間だからだろうか。ににくんとべちくんがぬいぐるみで遊んでいる姿に違和感を感じる。
子どもの時、ぬいぐるみで遊ぶ男子を見たことがなかった。あの頃の男子の遊びといえば、虫取りやカードバトルやラジコンだったように思う。
ぬいぐるみやお人形といえば女の子のおもちゃだったけれど、悲しいかな
ワタシにはあまりいい思い出がない。
ワタシだって小さい頃はメルちゃんやふわふわのぬいぐるみに憧れて、母にお人形が欲しいと頼んだことがあった。
ある日満面の笑顔で
これ、おばあちゃんがモモムギちゃんのために一生懸命作ってくれたのよお
と母が三つ編みのお人形を手渡してくれた。
それが
大変心苦しいのですが
思ってたんと違った・・・・・
ガーンという言葉が脳内で鳴り響くくらいショックだったけれど
モモムギちゃんのために一生懸命にという言葉から邪険にもできず、可愛がっているフリをすることになってしまった。
今思えば某宗教団体にのめり込んでいた両親にはおもちゃ屋さんで買うお金がなかったのだろう。
またその団体関係の知り合いがモモムギちゃんのために
雛人形を手作りしてくれたのよお、と渡された雛人形セットが
大変申し訳ないのですが
思ってたんと違った・・・・
いやワタシだってリカちゃん人形みたいなのを想像していたわけではなく、
ただテレビのCMでやっているような顔を想像していたわけですよ。
それがなんというかその雛人形
ちびまる子ちゃんの長沢くんみたいな顔をしてて
ジェネレーションギャップですかね?
とにかく苦い思い出しかない。
そんなニガテ意識のせいか、ワタシは子供らにぬいぐるみを買ってあげるという発想がなかった。
ところが彼らのもとには、誕生日やおみやげによくぬいぐるみがやってきた。
今あるぬいぐるみのほとんどはもらったものだ。
ににくんもべちくんもぬいぐるみが好きで、それが伝わるのか引き寄せるように数が増えていく。
名前をつけて、一緒に寝て、お風呂に入ってお出かけして。
お気に入りはらいぞうくんというライオンのぬいぐるみだ。
(挿絵右のライオン、ににくんが描きました)
ワタシは夜寝る前にらいぞうくんの話をつくって子どもたちに聞かせていた。
らいぞうくんはらいぞう村に住んでいて、チョコパパとチョコママというクマのぬいぐるみと暮らしており、ビビーやたん吉くんといったぬいぐるみの友達と冒険している。
ににくんが4歳ごろから始まったそのお話は驚くことに今も続いていて
今やらいぞう村には地下組織や古代研究所や軍隊が存在し、日々くらげ軍との戦いをくりひろげている。
小学生になるころにはもう終わっていると思っていたのに。
この話いつまでするの?
とパパにあきれられるほどに、もはやらいぞうくんを含めその他のぬいぐるみたちは子どもらにとって友達や兄弟みたいなものになっている気がする。
心なしか、ぬいぐるみの顔もつやつや愛されオーラが出ている気がする。
ワタシやパパには経験がないからわからないのだけれど
こういうぬいぐるみたちってみなさんどうしているのだろう?
ににくんやべちくんはずっとこのままぬいぐるみと共存していくのだろうか?
子どものころのぬいぐるみを今でも大事にしておられる
男性の方、いらっしゃったら
よかったらコメント欄で教えてください。