目指せ屋久島!ヘタレ主婦が挑む登山への道~杖って大事~
前回までのあらすじ
飛行機に乗ってみたい子どもたちに、屋久島で登山するならいいという条件を出したパパ。憧れの飛行機のため登山の練習を始めたモモムギ一家だったが、第一回目の山登りで一番の問題は虚弱で膝が悪いワタシだということが判明。がしかし!ここであきらめては勝手にライバルだと思っているパパの同僚T田さんに負けてしまう。
どうするワタシ、負けるなワタシ!
というわけでほそぼそと続く山登り日記、二回目がやってまいりました。
前回痛めた膝がやっとよくなったんですよ。
今回の目標は登りきることではありません。いかに無事に帰ってこれるかです。若いころのようにひょいひょいとはいかないものだと身にしみました。悔い改めマス。
ケガをしない!
なおかつ次の日倒れない!
の合言葉を胸に挑んだのは前回よりちょっと高い山でした。
それにしても登山口ってなんであんなにわかりにくいのでしょうか?
奥ゆかしく、ひっそりと自然に同化した看板ばかりなのでいつも迷ってしまう。バーンとでっかい目印でも立ててくれたらいいのに(ぶつぶつ)
今回はなんと養豚場のわきにひっそりと登山口があり、やっと見つけたのに
ニオイが嫌だと登る前から長男がマジ泣きする事態に。
いや登り始めたらニオイは全然しなくなったんですけどね。天気もよくて緑がきれいでスミレなんかもちらほら咲いていて。これが登りでなかったらどんなに良かったでしょう(オイ)
気を取り直した長男と次男が軽快に登っていく後ろでみるみる遅れだしたワタシ。
パパが
こいつマジか
という顔で見ていましたね。
のぼり始めて10分やぞと。
だって今回は命を大事にモードなんだもの
ガンガンいこうぜじゃないんだもの。
少々落ち込んだワタシにパパが木の枝で杖を作ってくれまして、これが本当に神だった。
杖って大事!
知らなかった!
体重が分散される。
ああ家では鼻をかんだティッシュは捨てないし、パジャマでゴロゴロしているパパなのですが、山ではちょっとカッコいい。
落ちてた枝をボキボキ折って作ってくれたそれは仙人が持ってるようなやつで、両手でつきつつ登っていく。
ところが道はどんどん険しくなり、ロープが設置してある感じになってきた。
少し開けたところに峠があり、ワタシはそこでギブ。はいギブです。
パパと子どもらが頂上を目指している間休ませてもらいました。
途中2組の夫婦が登ってきたのですが
ワタクシ
パパと!子どもたちだけ先に行ってるんですう~と強調しておきました。
遭難してると思われたくなかったので。
だってワタシの格好が普段着に木の杖2本持ってましたからね。
いやみなさんちゃんと素敵な登山装備できまっている。
ちゃんと杖も持っていたし。
あれ、次回は絶対買うか借りるかしてもらおう、と強く思った二回目登山。
正しくはステッキ、もしくはトレッキングポールっていうんですね。
さて次の日ワタシはどうなったかというと・・・・
はい、全身筋肉痛にはなりましたが、膝を痛めることなく、倒れることなく(ぐだぐだでしたけど)一日を過ごすことができました。
ビバ!
やっぱりあれですね、あきらめが肝心ってことですね。
後日見せてもらった頂上の写真には子供らが崖をよじのぼっている姿が。
いったいパパは屋久島でワタシに何をさせようというのだろう。
若干の不安を覚えつつ、山登りは続く・・・・
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