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ポイントカードは本当にお得なのか?
以下の例を考えてみてください。
店舗A:ポイントカードがない、自転車で行ける範囲の近所のスーパー
店舗B:5km離れた場所にあるポイントカードがあるスーパー(車で20分以内)
*店舗A、B共に、販売している商品の値段は同じとします。
<店舗Bのポイントカードの内容>
・100円以上の買い物で1ポイント貯まる
・500ポイント貯まると500円分の買い物券と交換できる
この場合、店舗Aもしくは店舗Bの、どちらのスーパーで買い物をするのが得になるでしょうか?
<考え方の一例>
100円で1ポイント貯まるとすると、50,000円の買い物をして500円の買い物券と交換できる事になりますので、還元率は、500円/50,000円なので、1%です。
(実際には、例えば190円の買い物をしても1ポイントしかつかないので、還元率は更に下がる可能性がありますが)
500円の買い物券を得るための経費については、どのような燃費の車を所有しているのか等にもより異なりますが、ここでは、リッターあたり10km走る自動車、ガソリン代は、リッターあたり150円として考えてみます。
家から店舗Bまでの往復にかかるガソリン代は、150円です。
店舗Bでの1回の買い物を5,000円だと仮定すると、10往復して500円の買い物券を獲得できる事になります。
つまりこのケースでいうと、ガソリン代1,500円をかけて、500円の商品券を得る事になりますので、1,000円のマイナスとなります。また、ガソリン代だけでなく、タイヤや車自体の劣化を加味すると、更に大きなマイナスになる事が想定されます。
ここで言いたい事は、ポイントカード等が代表例なのですが、表面上のお得感で選ぶのではなく、あなたにとって(生活スタイル等)、その選択肢が本当に得になるのかどうか、還元率を元に考えて論理的に実行すべきである、という事です。
「表面上のお得感」をアピールした販売戦略を取る企業が多いので、何も考えず「何となく得だから」という根拠のない理由で、商品等の購入を継続していると、累計で大きな損になっている危険性があります。
この考え方を理解すると、保険に入る事が必要かどうかが見えてきます。