こどもを名前で呼ぶってとっても大切な事
こんにちは。
~癒されながら不登校を解決~
不登校専門カウンセラー 笠原雅子です。
「今日は子供の名前を呼ぶことってとっても大切だよ。」
というお話をします。
皆さんはお子さんの名前をちゃんと呼んでいますか?
もしかして、「おねえちゃん」とか「おにいちゃん」とか
呼んでいませんか?
そう呼んでいる方がいらっしゃったら、
ぜひ、今日からお子さんの名前をちゃんと呼んであげることを
お勧めします。
なぜなら、名前を呼ぶということは
「その子の存在をありのまま認めること」の最初の一歩だと思うからです。
なぜ、そう思うのか?
それは私の実体験から気づいたことでもありますし、
心理学的には「自己承認」的な要素もありますし、
スピリチュアル的な観点からも
そういわれているようです。
(スピリチュアル的な観点については詳しくないので、そういわれているようです。といういい方にしておきます。)
そして何より、
「お姉ちゃん」とか「お兄ちゃん」という呼び方って
その子本人のものではなくて、「役割」の名前なんです。
だから、そう呼ばれることで、役割や立場である
「おねえちゃん」や「おにいちゃん」として自分を
認識してしまうんですね。
もちろん無意識にですけど。
人は役割を与えられると無意識にそれを生きようとしてしまう
傾向があります。
特に、何もわからない小さな子どもの頃から役割名で呼ばれることで、
無意識に役割を生きてしまうということがあるかもしれません。
実際、私はそうでした。
私は「お姉さん」の役割を背負ってきた自負があります。
そして、私が生きづらさを克服するために受けてきた数々のセラピーでも
やっぱり家族を背負って生きてきた私に出会ってきました。
お母さんからもお父さんからも「お姉さんと」と呼ばれた私、
もちろん、兄弟からも、そして自分自身でも「お姉さん」と
自分のことを呼んでいた私は、
無意識に家族の「お姉さん」であり続けていました。
そして、「お姉さん」である私はこう言われて育ちました。
お姉さんなんだから、もっとしっかりしなさい。
お姉さんなんだから、妹や弟の面倒を見なさい。
お姉さんなんだから、妹や弟に譲りなさい。
お姉さんなんだから、泣くんじゃない。
実際私はその通りに育ちました。
しっかりしたいい子でしたし、なんでも一人でやりました。
子どもの頃から、親に甘えたり、駄々をこねたり、
おねだりした記憶もありません。
深層心理(潜在意識)の中で、
私が「お姉さん」であり続けることが母と父を助けることであり、
父と母を笑顔にすることであり、
家族を幸せにすることであり、
私自身の生存戦略でもありました。
だから私は無意識に「お姉さん」の役割を背負うことを
選択したのですね。
お姉さんたるもの、
いつもしっかりして、
人の面倒をよく見て、
欲しいものは人に譲って、
辛くても泣いてはいけない。
ええええぇぇぇぇっっっっ!!!!!!
なんやこれ!辛すぎるっっっっ。
そうなんです。
こんなつらい思い込みが私の中にあったのです。
だから当然、
自分のことは話せないし(優先出来ないし)、
自分の望み(願望・欲求)は封じ込めるし、
人が何を望んでいるのか?常に空気を読むし、
辛くても我慢する。
要するに、私本人としての「意志」がなくなってしまうのです。
何をしていても、「私」がいなくなってしまいます。
「私」という軸で考えることがなくなってしまいますよね。
その代わり、「お姉さん」という軸で物事を考えます。
だけどね、これってとっても心もとないことだし、
自分の人生を生きる上でとっても危ういことなのです。
無意識のうちに自分というものが薄れてしまうからです。
自分の感覚が気薄になって、自分のことがとても頼りないものとして感じられたり、優先するべきものでないと感じてしまいます。
そして、その心もとないものを何で補おうとするかというと、
「与えられた役割」や「他人の感覚」を頼りにし始めてしまうのです。
私はずっと生きづらかったのですが、
特に、
「自分の欲しい(願い・欲求・願望)」
「好き(心地いい)」
「嫌い(不快)」
を表現できませんでした。
(※これって実は生きてく上で一番大事なものなんですけどね。)
だからいつも他人に合わせて、他人の好みに合わせてきたのです。
自分がどう感じているか?ではなくて、他人は今自分をどう見ているか?
いわゆる他人軸で生きてきたということです。
心理学を勉強して、
潜在意識に潜り込み、幼いころの未完了の感情と向き合い始めてから、
私はそんな自分に気が付きました。
だから、今、子育てをされているお母さん、
もしお子さんを「役割名」で呼ばれているのでしたら、
ちゃんとその子の「名前」で呼んであげてほしいなと思います。
出来れば愛情をこめて、ちゃんと目を見て。
そうすれば完璧です。
でもできなくてもいいです。
出来る範囲で大丈夫。
そうしたら、きっと、子供の自己肯定感も上がるかもよ?
そんなお話でした。
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