「SIMPLE RULES「 仕事が速い人」はここまでシンプルに考える」を読んで、実際にマイルールを考えてみた
「SIMPLE RULES「 仕事が速い人」はここまでシンプルに考える」という本を読んだので、勉強になったことをまとめていきたいと思います。また、まとめ内容は、自分なりに解釈しているため、本の内容と少し違う部分があるかもしれません。ご了承ください。
なぜシンプルなルールのほうがよいのか
現代社会は、昔と比べより複雑になっていると言われている。そんな社会だからこそ、ルールをより複雑化させるのではなく、シンプルにする事が大切であると著者は主張する。
シンプルなルールには、以下のような4つの特徴がある。
ルールの数が少ない
変更しやすい
具体的である
柔軟性がある
そしてこの特徴が、シンプルルールが良い理由になる。つまり
ルールが少ないから覚えやすい。そのためルールに集中できる。
変更しやすいため、人や場面によってカスタマイズできる。
具体的であるかから実行に移しやすい。
柔軟性があるからルールの枠組みの中で自由に行動できる。
ルールの種類
ルールには以下のような種類がある。(他にも考えられるかもしれない)
基準に関するルール(何かを行う基準や、やめる基準)
優先順位に関するルール
どのように行うかのルール
いつ行うかのルール
集団行動のためのルール
シンプルルールを作る上での注意点
シンプルルールを作る上では、以下のような点に注意する必要がある。
ルールは、なるべく少なくするように努めること
ルールは、限られた狭い範囲に適応すること
シンプルなルールを作成するのは、困難な作業であると自覚すること
1つ目と2つ目の注意点は、シンプルルールの特徴を保つためのものである。
1つ目の注意点があるのは、ルールは1度決めたらそれで終わり。とはならないためである。ルールは、適応結果を確認して、再考していく。その時に、ルールがどんどんと付け加えられて、増えて行くことがないようにする。
2つ目の注意点があるのは、ルールの具体性を保つためである。広い範囲に適応しようとすると、どうしてもルールが抽象的になってしまう。抽象的なルールは行動に映しにくい。
最後に3つ目の注意点について説明する。シンプルなルールは、一朝一夕では考えることができない。実は複雑なルールの方が考えるのは簡単なのである。
以下は、本からの引用である。
この名言は、スティーブ・ジョブズが残したものである。シンプルなデザインを追求し続けていたと言われるスティーブ・ジョブズも、シンプルな方が困難な作業であると考えていたようだ。
シンプルなルールは、長い時間をかけて少しずつ改良し、完成させるものであると考える必要がある。
ルールを作る手順
ルールは4つの手順で作成する。
目標を決める
目標を達成する上での障害を見つける
障害の解消方法を調べる
障害を解消できるルールを決める
ルールを作るときは、以下のような点に気をつけること
目標は、明確なものにする
障害が複数ある場合、最も効果が大きいもの1つに絞る
障害の解消方法は、なるべく信頼できる情報(他人のアドバイスより、似た境遇の人の実体験。個人の体験談より科学的根拠があるもの)を使って調べること。
実際にシンプルルールを考えてみる
実際にシンプルルールを考えてみました。
目的
研究に費やす時間を増やすことを目的とします。
今私の一番の悩みは、修士論文が完成するか不安ということです。締切まであと1ヶ月と半月になりました。これからが正念場になります。生産性は、効率✖️時間で決まります。
そこで今回は、時間に関してルールを決めようと思います。
障害
時間を増やすために、ネックとなるのは、研究を行うハードルの高さです。研究を進めるには、かなりの集中力と労力を必要とするためです。
そこで、どうすれば敷居を下げられるかを考えました。
ルール
以下のようにルールを決めました。
朝起きたら、1時間半研究を進める
PCはスリープモードにしておく
行わないといけないことをリストにまとめておく
以下が、それぞれのルールを決めた理由になります。
1つ目のルール:一度手をつけれてしまえば、ハードルが下がるため
2つ目のルール:やろうと思った時に、すぐに取りかかれるように
3つ目のルール:何を行うかをいちいち頭で考えなくて良いように
まとめ
シンプルルールについてのまとめでした。
複雑な物事に対応するために、シンプルなルールな方がうまくいく。これは、いままでの自分にはなかった視点でした。
本では、ここでは紹介していない面白いシンプルルールがたくさん載ってます。(鳥の集団行動や、東京の首都圏の鉄道網の話など)もしこの記事を読んで興味を持った方がいらっしゃれば、ぜひ読んで見てください。