組体操が嫌いだった話
好きだった方いたらごめんなさいなんですが、タイトルの通り僕は中学生の時に毎年の体育祭でやっていた組体操が嫌いでした。
もう嫌で嫌で仕方なかった。
当時はクラスの中でも身長は高い方だったので基本土台をやらされていたんですが、ただスポーツをやっていた訳ではなかったので、パワーはそこまでありませんでした。
ピラミッドやタワーなどの大技の時は決まって1番下でひたすら重みに耐えて。
運動場は土ですけど、整備されていてアスファルトに近いぐらいに地面は固いので、ピラミッドの時なんかは膝が当たってめちゃくちゃ痛いんです。
かつピラミッドが完成したら、最後は崩すんですがその硬い地面に膝が押し付けられた状態で足を崩すので擦りむいて膝が血だらけになった事もあります。
また、練習の時ですけど3人の技で飛行機というものをやった時、腕の力だけで人を持ち上げないといけないんですが、僕は力が無かったので上手く持ち上がらずにバランスを崩してしまって上の人を落下させてしまった事があります。
先生に「お前がしっかり支えないからだ!」と怒られましたが、今思えば、落としてしまったその人には申し訳ないんですが、そもそも普段から組体操で人を持ち上げるための訓練を受けていた訳でもないので、そんな怒り方されてもしょうがない訳です。
それに体育祭は9月の半ばで練習が始まるのはその2週間前とかですからね。
体鍛えるって言っても限界があります。
因みにその事故の時に、別の先生は落ちてしまった生徒に「大丈夫か?休むか?」と声をかけてくれましたが、怒ってきた方な先生は「大丈夫!大丈夫!!できる!!!」と謎の熱血風を吹かせる始末。
落とした本人が言うのもアレだけど、休ませてやれよ・・・。
その生徒は「休ませてください」と申し出てくれて、休憩時間をもらう事ができました。
というか、上半身裸でヘルメットや膝サポーターのような基本の安全策も無く、ピラミッド5段とかタワー3段とか危険な技を、整備されたグラウンドでやるなんて無茶だし危険にも程があります。
アクション映画だって、カメラに映らない範囲でクッションなど安全策を講じた上で撮影をするんです。
それを、素人の先生や生徒が対策無しでやるんです。
そりゃ死亡事故だって起きますよ。
スポーツをやる上で怪我のリスクはつきものだと思いますし、どんなに安全策を講じても危険がゼロになる訳ではないですが、とはいえ組体操はリスクのレベルが桁違いです。
そういう声も多かったのか、最近は組体操を止める学校も増えてるみたいで、良い傾向だと思います。
クラスの団結力を養いたいとかであれば危険な組体操でなくとも大縄跳びとかでもいいですからね。