VIVANT祭りからの第９話

寝不足だわ。

昨夜１９時から生放送で、今までのダイジェストや物語の舞台裏を豪華なキャストが出演されている中で放送してくれる贅沢な番組がありました。
もちろん観ました。
何なら独身だったら赤坂でのイベントに応募したかったです。

『VIVANT』生放送のあれこれ

主役の堺雅人さんをはじめ、阿部寛さん、二階堂ふみさんが揃い踏みしているだけでも胸熱なのに、後々松坂桃李さんと二宮和也さんも合流するってどんなバラエティなの？って怒りさえ湧いてくる興奮を味わいました(笑)

あと、何といっても海外からチンギス役のBarslkhagva Batboldさん・バルサーさんが役のまんまの衣装でいらっしゃってすごいテンション上がりました。
物語の初めには強面でこわい印象のチンギスでしたが、実際のバルサーさん、レッドカーペットでたくさんファンに応えていてとても人柄の良さを感じました！番組の中でも、子ども３人と美人な奥様と５人家族で、家族愛に溢れる写真が見れましたし、仕事は俳優だけでなく服のブランドを立ち上げていたことが紹介されて、私はよりバルサーさんのことが好きになりました。
モンゴルの俳優さんを知らないので、一気に『モンゴルといえばバルサー』と刷り込まれました。

「わぁ〜チンギス〜！」

お風呂を済ませて１９時から夕食を食べて始めるという最高のゴールデンタイム。赤坂に集まった人に負けないくらいテレビの前ではしゃぎました。

皆さんがスタジオに移ると、『ラヴィット！』のＭＣも務める麒麟の川島明さんとアナウンサーの田村真子さんが番組の進行を始めました。
(月曜朝もお二人とも素敵な笑顔でした。)

冒頭、ＲＧさんがチンギスの格好をしてスタジオに乗り込んできました。俳優の皆さんも当のバルサーさんも、弾けた笑顔でＲＧさんを受けて入れてくれていてホッと安心しました(笑)
生放送なのでヒヤヒヤさせないでくれと思った矢先に、ガチで次の仕事が入っていたＲＧさんは、チンギスの大使館の国境をまたぐシーンを再現しながら去っていきました。
ＲＧさん、俳優さんたちの笑顔を引き出してくれてありがとうございました。

『VIVANT』をよく知っている人も、知らない人もこのVIVANT旋風に乗れるようこの番組が企画されたらしいです。なので、ダイジェストを流しつつ、もう何度も見てるよって人は副音声でキャストさんたちの話が楽しめるという、どう観たって楽しい設計にしてありました。
私は何度も『VIVANT』を観ているので副音声でも楽しめたのですが、パートナーは観ていても話が難しくて追いつけてないようだったのでそのまま観ました。

舞台裏の話

一番印象に残っているのは、モンゴルの砂漠での撮影の時の話です。
砂嵐を演出するために、吹いている風に砂を加えて飛ばしていたそうで、そのやり方がアナログな方法過ぎてとても面白かったです。

たとえば、スタッフが何人もひざまずいて両手で砂をすくっては投げ、すくっては投げを繰り返したり、また、足踏みや車のドラフト走行で砂埃を起こしたり、しまいには役者さんに直に砂を箒でかけたりしたりしていたんです。
ハッカーなど、高度な技術の話も出てくる物語なのに、その原始的な砂嵐の起こし方はギャップがあり過ぎて思わず声を出して笑いました。

堺さん演じる乃木さんと、別人格のＦがいかにして撮影されているかも気になるところでしたが、聞けなかったですね。ちらっと話に出ましたけど、時間がなかったのですかね。
またどこかでお聞きしたいです。

ダイジェストの長野専務

誤送金事件の犯人かと公安の取調べを受けた小日向さん演じる長野専務のくだりもダイジェストで出てきました。
……ダイジェストにしてはしっかりやり過ぎてはいませんでしたか？あと、取調べがひと段落した時の長野専務の怪しげな表情と余白、あれきっとまだ回収されていない何かがあるんですよきっと！

私も見かけたのですが、長野専務は実は別班なんじゃないかって説があるんです。また、長野となる前は、飯田という戦場ジャーナリスト(この時はもう別班ですね)だったのではと、まことしやかに噂されているんですよ。
根拠として、長野県飯田市が実際にあり、その点が同一人物としての繋がりを示唆しているのではないかと言われているんです。

この説、当たっちゃうかもしれませんね？
小日向さんがこんなにスッと居なくなるのはやっぱおかしいですよね？！

役を突き通したドラム

本人に喋ってほしかったようなそうでもなかったような。
結果として、役のまんまのドラムでいてくださってよかったなと思いました。林原めぐみさんの声が聞けたし！

最終話が終わったらぜひドラムさんのインタビューを観たいので、どこかのメディアの方、ドラムさんにインタビューをお願いします。きっとたくさんの人が観ます！

役所広司さんの生電話

わ〜！ベキ〜！やっぱり出てくださった！
すごいリアルに驚いていましたけど、ニノが役所さんの話をしたのはきっと台本どおりのことでしたよね。

役所さん曰く、『VIVANT』の俳優さんたちはあまり台詞を噛まないとのこと。堺さんについては他の出演者の方も以前おっしゃっていたのを覚えていますが、『VIVANT』の現場はすごいですねぇ…！
いい緊張感の中でワンシーン・ワンシーン撮られているんでしょうね。

第９話感想

今回は、テントの目的やテントの成り立ちについて、つまり、公安の乃木卓がいかにしてテントのノゴーン・ベキになったのかという経緯がついに明かされました。

多民族に囲まれたバルカでは、長い間戦争や貧困で子どもが苦しい立場にあったようです。
ベキは、妻・明美と憂助が死んだと失意に沈む中、弟に何か食べさせなきゃと必死な子どもの死に遭遇しました。

唐突な赤子にキュン

その弟は、長い布生地に包まれた、０歳のノコルでした。
私は赤ちゃんノコルを見て、

「かわいい〜！ほやほやや〜」

と顔を綻ばせていました。本当に新生児なんじゃないかというくらい小さい赤ちゃんでしたね！あ〜かわいいっ。

その前にも、乃木さんが生まれて間もない時に赤ちゃんが登場してました。ラッキーなことに小さい赤ちゃんを２人も見られたのです。
ひとの赤ちゃんを見るだけで、我が子の生まれたての頃を思い出すのでしょう、もう、たまらなくなりますよね。はぁ……かわいかったな。

アディエルについて

赤ちゃんはいいとして、そうしてノコルや、失意の底にいたベキにいつも寄り添っていたバトラカ、子どもの頃から射撃の腕が抜群なピヨが加わっていきました。ベキたちは、自分たちの能力を生かし、村から護衛の仕事をドンドン引き受けていきました。
そこで出会ったのが孤児のアディエル、のちのジャミーンのお父さんでした。

やはり、山本と一緒に写っていたアディエルはテントとゆかりのある人物だったのでした。

また、アディエルたちが住んでいたところが、かつて乃木夫妻が住んでいたところかつ乃木さんの生家でもある、という素敵なエピソードも判明しました。
ベキと乃木さん、また、ベキとアディエルという、父と子のご縁で結ばれた家なんだなぁとジーンときました。

別班メンバーについて

みんな、生　き　て　た　！
私は常々、乃木さんが射殺した別班４人は、射殺に見せかけて実は生きている説を持っていたんですよ。これは的中しました。

しかし、ここで新たな疑問が出てきました。
別班メンバーが病院でリハビリしている映像を誰が撮ったか、ということです。
Ｘ(旧Twitter)では薫先生疑惑が囁かれていたのを見かけました。

え〜私はそれはイヤだなぁ。
私は、公安の人間が怪しいと思いまーす！
理由は、別班４人が死んでいないのは野崎さんしか知らないと思うからです。
(じゃあ野崎さんがテントにリークしたと言いたいのでは？　と思われるでしょう。後々語らせてくださいな。)

黒須さんも、乃木さんへの復讐にメラメラ燃えながら生きていましたね。秘密の資源の情報が漏れたのが乃木さんのせいとされて、久々に上司と部下は再会しました。

そこで皆さんもフフッとなったであろう、黒須さんの憎しみを込めた『乃木』呼びから、信頼の『乃木さん』とさん付けへの変わり身の早さです(笑) まぁ、黒須さんは状況理解と適応能力に優れている方だろうから、すぐさま『乃木さんは裏切ってはいない』と上辺だけではない理解をしたのでしょう。

しかし、別班２人は縄で縛られ、いつ殺されるかはわかりません。ベキが刀を振りかぶっていましたが、どうなってしまうのでしょうか！？

妄想の翼をはためかせる

今後の展開を妄想できるのも今回が最後です。大胆な考えを発表しますね。

上にもチラと書いたように、何と野崎さんがテントのモニターなんです！デデーン！
乃木さんはおそらく野崎さんだけに別班４人をあたかも即死であるかのように工作し、飛行機に乗せました。つまり、やはり別班が生きている確証を持てるのは野崎さんだけなんですよ！
また、第１話でテントについて探っていた野崎さんがザイールの居所に乗り込んでいたっていうのも、そもそも怪しいんですよ…。いくら潜入捜査とはいえ、どうやってザイールの元に辿り着いたか。
(乃木さんを尾行してっていう訳ではないでした…よね？あれ？)

日本側では野崎さんかドラムしか別班の顔を知らないんですよ。それであんな情報をリークできたのではないでしょうか。
日本の公安にまでテントのメンバーがいる展開に、我々視聴者も頭を強く殴られるような衝撃を受けるでしょう。乃木さんはバルカにおり、そんなに大事な事実を誰にも伝えられずにベキに斬られてしまいそうです……

その時！薫先生がインターポールとして颯爽と登場し、野崎さんを捕縛するんですよ〜！
(あれ？薫先生インターポール説を嫌がっていた私はどこに？)
薫先生がもし実はただの医者ではなく……という展開になっても、善良なサイドであってほひいです。
だってジャミーンが薫先生大好きだもの。

でも、乃木さんが信用していることですし、野崎さんテント説はもうないですかね。
まぁ、野崎さんでなく、竜星涼さん演じる新庄がテントのモニター、しかも『標的は日本』と唱える過激派のメンバーで、野崎さんの行動から別班は生きていると気付いてリークしたのかもしれませんね。そういうこともありえるな。
じゃないとどんだけ尾行巻かれてんだっている説明が(笑)

まとめ

考察にもならない妄想を繰り広げてみましたが、私はそもそも物語の展開を「え〜っ！」と楽しむ派の人間です。最後がどうなっていくのかただただ楽しみなんですよね。

何はともあれ、テントが凶悪な人でなく、孤児救済を願う優しい心の持ち主たちの集まりだと分かった今、ベキたちにもハッピーエンドが訪れてほしいな、と願うばかりです。

乃木憂助という男が、家族の愛、恋人の愛、愛を知る大冒険の結末をしかと見届けたいと思います！

はぁ〜熱い夏が終わってしまう！