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体育学生の読書感想文

教育大学に通う体育学生が、読書感想文を書かなければならないはめになるとは…🥲😅😂
小学校も中学校も家族に手伝ってもらって、書いてた読書感想文を19歳になって自力で書いてみました🤫

せっかく書いたのに担当教授だけに見せるのは嫌なので、1人ごとのようにこのnoteに呟きたいと思います。それでは。

F 『20代で得た知見』株式会社KADOKAWA 

私はこの本を20代一歩手前の19歳で読むことにした。読めば、20代にすべきことを予習して、20代を謳歌できると思ったからだ。しかし、この考えは誤りであった。
この本は私の、人生の考え方を変えた。

この本は、小説でも、新書でもない。4章から成るエッセイだ。コロナ禍による経済悪化。外出禁止令。友達にも、恋人にも会えない。そんな2020年。最悪の時代。寂しさの時代。引き裂かれた時代。そんな時代に、著者F氏が「20代の内に知っておいた方がいいことはなんですか?」と数百名の方々。セレブ、無名無職、社長、末期癌患者、善人、悪人、極悪人一切問わずに尋ねた。その千差万別の答え(断片)をこの一冊にまとめたのだ。

第1章 「不完全からの出発」この章では、完璧である必要などない。完璧主義者など、ミケランジェロだけに任せておけば良いと思わせてくれる章だ。いつか、海外に行きたい。いつか、行き先のない一人旅をしてみたい。いつか、大好きなあの子に想いを伝えたい。そうやって、やってみたいことを考えては、時間がない。お金がない。勇気がない。失敗が脳裏によぎる。そうこうしているうちに、『いつか』など来ず、人生が終わる。完璧主義など捨ててしまえば良い。不完全で良い。いや、むしろ不完全が良い。人間らしさを捨てた、人間に魅力などない。失敗すれば、立ち上がれば良い。失敗からしか得られないものもある。偉大な功績も全て初めの一歩から。そう考えさせられる普遍的かつ実践的な50の断片を収録した章だ。

第2章 「現実に関する幾つかの身も蓋もない事実」この章では、タイトルと内容が矛盾している。身も蓋もない話など、一つとして無い。夢が敗れた人間の話/運を持った人間と運を持っていない人間の話/もう二度と会えないが増える20代/など、今現在の最悪な時代を生き抜くために必要な44の断片を収録した章だ。

第3章 「アンチ・アンチロマンチック」この章もまた、タイトルと内容が矛盾している。絶対、著者F氏はロマンチストだ。「悲しい」と「切ない」と「寂しい」の違い/深夜の磯丸水産にて、無精子病と診断された課長に、部長が咄嗟に放った台詞/2度死にかけた男の話/など、少し心をえぐる50の断片を収録した章だ。

最終章 「愛に関する幾つかの殴り書き」愛とは何か?答えなんてない。答えは自分の中で見つければ良い。そう考えさせられる章だ。

この本から、以下の点について、問題提起をする。この本の中にある、183個の断片。これら全てに納得して、鵜呑みにしてしまうことは果たして正しいのか。疑いや反論の一つも出てこないのは、果たしてどうだろうか。
私の中の答えは、間違いであるだ。相手の意見や考え。本で得たこと。日常の出来事。様々なことに対して、疑いを持ち、自分の考えと比較し、自分の意見や考えを言語化して伝える。それが、言語を使用する私達人間の性なのではないのか。そう私は思う。(論理的・客観的な記述でもなければ、独断と偏見の記述で申し訳ございません。 担当教授へ)

最後にこの本を読んで、後悔のないように生きなければいけない。狂ったように人を好きになることも、少し悪いことをすることも、したいのならばすればいい。人間いつ死ぬかわからない。必死になって読書課題を終わらせようとしている今この時に死んでしまうかもしれない。それならば、完璧主義者にならず、不完全な自分で在るが儘に生きようと思った。

『我々は完璧な相手には惚れず、なぜか相手の不完全に惚れる。』引用 F 「20代で得た知見」




P.S.読書感想文で思ってない事書いても大丈夫よな?笑この本読んで人生の考え方変わったとは思えません笑笑

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