黄金週間の予定
無論、読書。
安倍公房先生の作品を消化したいのだ。銀色の背表紙のやつ。他に積読と化した書架にも手をつけたい。多分、三島由紀夫先生の豊饒の海・四部作が追加される(春の雪、奔馬、暁の寺、天人五衰)ので、消化しきれぬ模様。
ちなみに私は現在、安倍公房先生、西村賢太氏、両氏を軸にその他もろもろを乱読している。
根が一冊に集中できない飽き性である私の宿命であり、今更、性分を変えられない。変える気も無い。読書が養分になることを祈るばかりである。
他の予定では、一回は新宿に行く。
無論、映画。
おそらく、『ゴジラxコング 新たなる帝国』を観るだろう。
怪獣と人類が共生する世界で、未確認生物特務機関:モナークが察知した異常なシグナル。交錯する<地上世界/ゴジラテリトリー>と<地下空洞/コングテリトリー>。
ついに一線を超える<王ゴジラ><王コング>の激突のその先には、我々人類が知る由もなかった未知なる脅威が待ち構えていた。
「vs]ではなく「x」、そして[新たなる王国]が意味するものとは? 世界は今、目撃する――。
なんかカオス。前回、鑑賞した『毒娘』と真逆の、ハリウッドの超大作をアトラクション感覚で楽しもうと思います。黄金週間の勢い余って、二本連続で観るかもしれない。
その他に、
これは決定ではないものの、中目黒にある古着屋に行くかもしれない。
店名は『古着屋シミー』
店主はユーチューブチャンネルにおいて、服好き界隈の古着ジャンルで有名となり、何度かのポップアップを経て去年の四月に、満を持して開店となった。
一時期、ファッション系ユーチューバーにハマっていた。
『古着屋シミー』その時期に観るようになり、当然、ポップアップはすべて来店し、20年3月(記憶が正しければ)に開催された居酒屋シミーという、所謂オフ会に参加したこともある。服好きの古着好きで、シミーファンという共通点をもつ、初対面の人々と交流したのは良い思い出。
それなりのファンであると自負しているので、去年は3回来店し、合計で記憶が正しければ14万円ほど使っている。行くとすれば予算は3~4万円程度と見込んでいる。この予算を捻出するため、と同時に書籍代が嵩んでいるため、今年にはいって、服をまったく購入していない。
これは、所持している服がそれなりに充実している、という理由もあるが、私としては異常事態である。
2018年8月にファッションに開眼して以来、毎月のように買い求め、去年は以前の勢いから衰えたとしても、少なくとも2カ月に一回、ヘタをすれば月一で『ディグ』に出かけていた。予算1~1.5万でセカンドストリートやモードオフ、西海岸を巡り、掘り出し物を探すディグが一種の趣味だった。
しかし、去年の秋、10年以上乗っていた自転車がパンクし、直す気もおきずに今だ新車を購入していない。流石に8月の掃苔(墓参り)に備え、7月には買わなくてはいけない。
予算を4~5万円を見込んでいるので、節約が必要なのだ。
ま。黄金週間てことで、口座の紐を緩めてもいいけども。
ざっと(ファッションが長めになったが)黄金週間の予定について書いてみたが、我ながら、単独行動がすぎる。
ここ数年で慣れてしまったので、然程、哀しみもないが、良い大人が碌に人間関係を構築せず孤独を炸裂させるとは如何なものか。とはいえ、溢れんばかりの自由気ままを制限するのは、気が引ける。他人がいたらいたで構わないが、今はその時期でない気がする。
仕事、読書、ネット、映画、執筆で私は忙しいのだ。今日も朝から草枝刈りにトイレ、部屋掃除。エアコンにスプレーというスプレーを噴射し、内部の掃除。伸びた髪をいきつけの理髪店で切ってもらい、買い物を済ませ帰宅。エアコン掃除のつづき、試運転。
購入した文庫用のコンパクトな三段の本棚を組み立て、昨日の酒盛りのアテの残りで昼食を済ます。その後はネットサーフィンに読書で、noteに辿り着いている。
ここに、他人が侵入する隙はない。が、いつか「他人とプライベートで交流する時期」に備えてイメージトレーニングは積んでおきたい。
ところで、
タイトルの「黄金週間――」は勿論、ゴールデンウイークのことだ。何故、わざわざ無理に日本語にしたのか。単純に英語では字面がしっくりこなかったからだ。
『ゴールデンウイークの予定』
駄目だ。軽すぎる。面白くなさそうだ。黄金週間も大概だが。
そして夜が眼前にある。
風呂を焚き、風呂に入り、飯(マグロの切り落としと白米)を喰らい、ネットサーフィンと読書、思考をグルグルと回し、深更に突入するだろう。
明日から仕事。
四月もあと九日。気合を入れて踏ん張っていこう。