池袋、新宿、とんぼ帰り。
今週の日曜日は、書店しか行かねぇ。
そんな思いを胸に曇り空のなか家をでる。目当ては当然、トマス・ピンチョン全小説の、
『スロー・ラーナー』『ヴァインランド』『メイスン&ディクスン 上下』
『逆光 上下』である。
上下セット+1作品か、
場合によっては『逆光』を除く三作品という計画。
本日は大型書店の選択肢を広げるため、ジュンク堂書店・池袋本店へ向かう。
普段は新宿を縄張りとし、主に、紀伊国屋書店・新宿本店とブックファースト新宿店を利用している。今後は、丸善丸ノ内本店、三省堂書店・神保町本店にも手を伸ばす予定である。
何故か。
トマス・ピンチョン自体、一般的な知名度に乏しく、大型書店にしか置かれていないのだ。
「ならば、ネットで買えばよろしい」そう言う人もいるだろう。
そうです。書籍のネット購入は便利である。
しかし欠点がある。
巨大倉庫でピッキングされた商品が梱包され、配送される。その過程で本の状態が悪化する可能性がある。考えすぎかもしれないが、手元に届くまで状態確認は不可。
文庫のまとめ買いならまだしも、数千円する単行本で「えっ、あー、これはさぁ‥‥‥」なんてことになったら悲劇である。
一方、リアル店舗では直接確認が可能。意外と、ページにダメージがはいっている個体もあるが、それは避ければよい。
状態に納得して購入ができる。
そんなわけで私は鬼のリアル店舗派。
そして曇天吉日、池袋である。
池袋駅・東口到着時点で小雨が降る(この時点で三省堂書店・池袋店の存在を知らず)。仕方ないと、ドン・キホーテでビニール傘(クジつき)を買う。書店に訪問する際、傘は邪魔だが仕方ない。
横断歩道を2回わたり徒歩2分。
ジュンク堂書店・池袋本店に到着する。
地下1階から9階まで、ビル1棟が書店となっており、売場面積と蔵書数において東京都ナンバーワン、日本国内でも三本の指に入る大型書店である。
いざ入店。
傘用のビニール袋が設置されていないので、ハンカチで雨粒を拭う。水分厳禁の書店において当然の気遣いであった。目当ては「アメリカ文学」なので、検索機を使用せず直ぐに発見。
そして、
上巻が抜けた『逆光』など、意外と冊数がない。どうしようもないので『メイスン&ディクスン』上下巻を買う。三省堂書店の存在を知らなかったので、一路、新宿へ移動する。とりあえずブックファースト新宿店で探し、なければ紀伊国屋書店・新宿本店へ行こうと決める。山手線ですぐに到着し、西口の地下を歩き新宿の目を通り過ぎ、ブックファースト新宿店に来店。そしてアメリカ文学のコーナ―へ早歩き。
そして、
あった。
『ヴァインランド』
ヤッホーです。
その他、2冊加えて本日は終了(詳しい内容は明日の週刊「我がヂレンマ」で)です。
これで残りは『スロー・ラーナー』『逆光 上下』である。
以外と揃うのが早かった。
ヤッホーです。
さて。買い物が終われば用はない。直行直帰である。総武線で東京をつっきり、東京の腰巾着たる我が地元、千葉県へ帰る。
夕食に、気づけば4カ月ぶりの寿司を買って帰宅。
そういえば、ジュンク堂書店・池袋本店をでてから一度も雨が降らなかった。クジ付きのビニール袋、700円無駄でした。これならば、最初から傘を持参すればよかった。
池袋で一瞬だけ降った小雨。
ふざけんなよ。
マジで。
手首のビニール傘、邪魔。
日曜日は雨を禁止にしてほしい。池袋の街を観察するという任務も果たせず、無駄金を使い、午後1時まえに自宅に到着。
まさに『池袋、新宿、とんぼ帰り』である。
帰宅後すぐに洗濯を開始。昨日の酒のアテの残り、チキンナゲット&ポテトフライでランチとす。
そして現在【19:18】です。
来週は丸善・丸の内本店と三省堂書店・神保町本店(小川町仮店舗)へ赴く。
さて、読者諸賢。
丸の内ですって。
高卒おじさん(38歳)にとっては無縁の土地。
新たな扉が開くかもしれない。
そんな期待をしながら、日曜日の夜は更けていく。
仕事とnoteを頑張って日々を過ごしていく。
もうお腹が空きました。
夕食は寿司です。
腹減った。
さてと、
もう、
了。