10月5日、土曜日のわたし。

 新宿に行って、映画『シビル・ウォー』を観たとしても、それがネタになるほど単純ではない。何故なら、特別なことはなく、ただ一定の動きをするだけで、それを追う単純なものになるからだ。
 かといって、変に脚色したり、無駄に表現を凝ってみたところで、醜いぜい肉がつくだけ。
 本日、通常と変わった点は、午後の回でなく、上映スケジュールの関係で午前10時半の回になったこと。その為、紀伊国屋書店・新宿本店での買い物は、上映終了後のお昼になってから。
 とはいえ、『シビル・ウォー』も感想を書いておこう。
 あらすじは、
 19の州がアメリカ合衆国から離脱し、テキサス州とカルフォルニア州からなる「西部勢力」と、連邦政府による内戦が勃発した近未来の米国を舞台に、ニューヨークから首都ワシントンD.Cへと向かう4人のジャーナリストを描く。
 前々からYouTubeで予告を視聴していて、必ず観ると決めていた作品。満を持しての公開であり、期待に胸膨らませて上映に臨んだ。
 結論から言うと、
「期待通りの佳作」です。
 そもそもの「アメリカが二分し、内戦がおきたら」というアイデア自体フックがあるし、現実でも、アメリカ合衆国議事堂襲撃事件が3年前に発生し「内戦」の二文字がちらついた。
 現実味がある。
 映画的興奮が喚起されるのも無理もない。
 そのうえで、記者が主人公であることから、激しい戦闘シーンが連続する戦争映画というより、ロードムービーというのも分かっていた。
 その通りだった。予告編での印象的なセリフ、
「なるほど。どういう米国人だ?」
 起きることは、ショッキングではあるものの想像の範疇は超えない。
 しかし、だから悪いということでなく、想像を超えるほどの傑作ではなかっただけです。
 実際のアメリカの分断に、自身の国の状況にも目を向ける機会として丁度良いし、一定のクオリティは保たれているので観て損はない。
 観る前に現在のアメリカの情勢について調べておけば、より楽しめたかもしれない。
 NYとDCの位置関係、カルフォルニアとテキサスの関係、大統領の任期制限、アメリカの近現代政治、「なるほど。どういう米国人だ?」のシーンで三人が答えた州が意味することなどを、よく知っていればと。
 そう思いながら映画館をでた。
 それだけの日であった。
 であるから、詳しく、朝からの出来事を書く気にならなかったのだ。
 しかし、
 ならば、
 なにを、
 書くかについては、いつものことながらノープランだ。
 当然である。
 意識は高め、計画性はなし。
 さて、どうしたものか。
 仮でもよいから決めて、見切り発車である。直後の奈落での滑落は避けられない。全身を強く打ったからといって、死ぬわけではないが、非常に虚しく遣る瀬無い。こんなにも苦しみ、同じような内容を書く、そんな時期がつづいている。
 打破をするにはどうすべきか。
「ジャンルを絞って、それを中心としてエッセイを書く」
 と、
 考えてみても簡単には見えてこない。
 今の私にできることは、酒を飲むことぐらいだ。
 焼き鳥、目玉焼き、シューマイをアテにして。ランチに磯丸水産でマグロの漬け丼&島寿司を食べて8時間弱が過ぎ、空腹である。
 腹が減っては戦はできぬ、ということであって、間違っても「怠惰」ではない。大真面目に酒を飲むのだ。
 さすれば、心が解放され、何か、グッドアイデアが浮かぶかもしれない。   
 いや、酒に頼ったら終わりの始まりである。
 そんなグダグダでズタズタな状態が、
「10月5日、土曜日のわたし。」です。
 ありのままの自分を曝けだす、今の私に出来るのはそれくらい。
 断じて開き直りではない。心の尻(ケツ)の穴を大公開しているのだ。
 だからこそnoteをやっている、継続している意味があるのだ。
 さて、
 酒を飲む。
 だからこの記事を終わらせる。
 駄文の投稿が終わることを祈って。
 
 
 
 
 

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