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猫の親子との出会い
町の小さな動物病院を開院しています。
開院前、勤務医をしている時、勤めていた動物病院に猫の親子が引き取られてきました。母親(みぃ)とその息子(ケンタ)です。
その当時、1年後に自分の病院を開院予定だった私は、開院時にその親子を引き取ることを条件に、その動物病院でその親子の面倒を見てもらうことになりました。
その病院では、みぃとケンタは病院の入院室で生活するようになりました。
習慣とは恐ろしいもので、私が開業してからも、診察時間になると、私が病院のある一階に降りる時に(自宅が二階です)一緒に降りて来て、自ら入院室に入って行きました。
仕事中はそこではほとんど寝ていて、昼間の休憩時間は病院の中を自由に歩き回り、夜になると一緒に二階へ戻る、といった生活をしていました。
その母親猫、みぃは既に亡くなっているのですが、動物病院での出来事をずーっと見ていたのでした(と、思います)。
みぃが亡くなってから、みぃはどんなことを考えて、動物病院に来る動物たちを見ていたのだろうと考えていた時に、ふと、みぃの人生をみぃの目線で物語風に書いてみたら面白いかな、と思いついたのです。
構想は出来上がり、少しずつ書き始めたのですが、なかなか筆がすすまず現在に至ってました。
そんな中、noteと出会ったことでやっと重い腰を上げることができました。
ということで、動物病院で経験したちょっとした日常や四方山話を、「みぃちゃん」の目線で物語風に書かせていただこうかと思ってます。
ちなみに、みぃが病院に来るまでの話も書いていたので(完全に私の妄想ですが…)最初はその話からお付き合いください。
物語の題名は、「みぃ物語」です
よろしくお願いします!