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天国にいったおじちゃんは「美しい人」だった。

「美しい人」でありたい

「美しい人」は生き方が美しい人

これまで38年間生きてきて
たくさんの「美しい人」に出会ってきた

大学生のとき、大好きな親戚のおじちゃんが病気で亡くなった

おじちゃんが危篤だと知って
車で片道3時間半かかる海の町まで
初めて一人で運転して会いに行った

最後に病院にお見舞いに行ったとき
おじちゃんはの肌は黄色でベットに寝ていた

私が来たことに気づくと嬉しそうに
いつもの冗談を言った

なんて言ったかは覚えていない

だけど、自分はもう死ぬとわかっているときに
姪っ子の私を笑わせようと
いつも通り冗談を言った

「おじちゃん、またね」

そう言って別れたとき
私たちは「また」が来ないことがわかっていた


人は死ぬことが怖いのではないだろうか

数年前におじちゃんの息子は天に旅立った

おじちゃんは、家で自分の病状が悪化しても決して病院には行かなかったのだと後から聞いた


死にゆくとき
おじちゃんはやっぱり最後まで
大好きなおじちゃんだった

最後まで冗談を言って
みんなを笑わせて
苦しいなんて一言も言わずに天国にいった


「美しい人」

最期の最期まで
人を想っていた人


おじちゃんは
私が「美しい人」を心の中で探したときに
最初に出てきた人


ありがとう
おじちゃん

私も家族を笑顔にして
最期のお別れができたらいいなと思う

だからそのために
今を一生懸命に生きるね

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