8歳になった息子から学んだこと。
最近、魂について考える機会が増えた。
たましい？
そう、魂である。
スピリチュアルのことは私自身は全然詳しくないけれど、なぜか私の周りにはそういう方が多い。
宇宙のことや、神様のこと、前世のことや目には見えないエネルギーのことなどなど、色んな人が色んなことを語っている。
最近は「精神世界の時代」に入ったということで、目覚める人も増えているそうだ。
私はというと、全然その手の特殊能力はない。でも、そういう世界が好きだな〜と思う。
そして、すごく「直感型」「即行動派」の人間なので、なんとなく感覚は研ぎ澄まされている方だと思う。だから、いつの間にか「良いもの」「良い人」に自然に出逢っている感じがする。
今日、次男が8歳になった。
次男を見ていると、この人は魂のレベルが高いな〜と思うことが多い。
私が言う「魂のレベルが高い」というのは、「これまで徳を積んできた人」と言う意味合いだ。
「これまで」とは、言わずもがな「前世」「前前世」という意味。
息子はつい最近まで寝る前にペラペラと前世の記憶を話していた。そのこともあって、私は魂の輪廻転生を信じるようになった。
次男が誕生日を迎えるということで、遠方に住むじいじばあばが「これでプレゼントを買ってね」とお小遣いを送ってくれた。
次男は喜んで使おうとするけれど、お店に行くとなぜか「マッサージグッズ」を手に持っている。
「ママ、これ大地が買ってあげようか？」
なんと、自分の誕生日プレゼントではなく、私や夫のためのマッサージグッズを買おうとしている次男坊。
「いいよいいよ、せっかくなんだから自分が欲しいのを買ったら？」
と私が言うと、
「ううん。これが欲しいの。大地がパパとママにマッサージしたいから」
と息子。嬉しそうに自分のお小遣いでマッサージグッズを買ってくれた。
ここ最近、次男は「肩たたき券」をせっせと作っては、私たちに「期限はないよ」と言って、夜マッサージをしてくれる。しかも、とっても上手だ。前世はマッサージ師だったの？と思うほど。
さらに、最近は毎日のように、夜寝る前にホテル並みに綺麗に家族みんなのベッドメイキングもしてくれるのだ。
私は大雑把な性格なので、布団や毛布がずれてても眠れるのであまり気にしたことはなかったけれど、次男がとっても綺麗にしてくれた布団の中に入ると、なんとも言えない幸せ感に包まれる。
きっと、次男の思いやり、優しさのエネルギーもこの布団の中に入っているんだろうなと感じる。
ここまで聞くと、すごく人に尽くしてばかりに思えるけれど、次男は自分のこともしっかり愛している。
「今日、クラスの全員に大地の誕生日だよって言ったよ」
と嬉しそうにニコニコしながら学校から帰ってきた。数ヶ月前から、自分の誕生日がもうすぐだということを嬉しそうに周囲に話しては、今日の日を楽しみにしていた次男。
色んな人からのおめでとうのメッセージにも、嬉しそうに大切そうにお返事を伝えていた。
そんな次男を見ていると、自分も周りの人も大切にするってこういうことだよなと思う。
「自分なんて……」と卑下するのでもなく、「自分をもっと見て！」と誇示するのでもなく。自分を愛して、人も愛するということ。それはとても穏やかなものだった。
それが自然にできている次男の姿に学ぶものがあった。
わずか8歳にして、人のために行動する次男を見ていると、これまでの色んな人生で徳を積んできた方なんだなと思った。
そうやってこの世界を見てみると、年齢の枠を超えて人と出会えるようになれる気がした。
年下とか年上とか関係なく。
この現世に生まれ、現世で奇跡的に出会えた友人として。
8歳になった息子からこれからも学んでいきたいなと思う。
8年間、無事にすくすく育ってくれてありがとう。
これからも人生、楽しみだね！
