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【詩】ペダル

置いて行かれているような
少しずつ離れていくような
そんな気がして
自転車のペダルを踏みしめた

誰かに委ねようとも
そのペダルを漕ぐのは
結局のところ僕しかいない

そんなこと
もう随分前から知ってる

自分がどうするか
現に自分がどうしたいのか
ただ、それだけ。

いつも同じ場所で漕ぐ足を止めてしまう
この視線の先に また同じ上り坂が見えるから。

あと どのくらい加速をすれば
辿り着けるのだろう。

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