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人間の美しさは幅じゃない。深さだ。

毎年、夏は家で高校野球を観るのが定番になっている。普段は野球を見るわけではないのだが、高校野球は好きだ。
なぜ、わたしは甲子園で白球を追いかける姿に見入ってしまうのだろう。

それは、高校球児が全力を尽くしている姿が魅力的だからだと思う。
上手い、下手は全く関係ない。もしエラーをしてしまったとしても、彼らの熱い眼差しはとても美しく映る。
逆に、どれほど上手だとしても、全力で取り組んでいなければつまらない。
「こいつ、手抜いてるな」と直感的に思ってしまうと、何だか気持ちが冷めてしまう。できるやつが手を抜いてる姿ほど情けないものはない。


たった1つで良い。
自分の人生を賭けられるものがあれば、美しく生きられる。
全神経を研ぎ澄ませて取り組めるもの。誰に何と言われようと譲れないもの。何時間でも夜通しで熱く語れるもの。
それが「生きがい」というものではないか。

人間の美しさは、「幅」ではなく「深さ」だ。
どれだけ「幅」があっても、何事にも中途半端な人間はつまらない。身体は生きているが、中身は死んでいるのと同然だ。

たった1つで良い。

そんな大きな宝物はまだ見つかっていない?焦る必要はない。
それを探すために今日も生きよう。自分にとっての宝物を見つける過程も、見つけようと全力で取り組む姿も、きっと美しいのだから。

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