睡眠は、新しい自分への”進化”だ
「脳は眠りで大進化する」
いつものように書店をぶらぶらしていると、このタイトルが目に止まった。
「眠りで大進化する」とは、どういう意味なのだろうか、、?
わたしは、ぷち睡眠オタクだ。
毎日必ず7時間以上は寝る。ウェアラブルデバイスで睡眠の質を計測している。
わたしが睡眠の量と質にこだわる理由は、よく眠れると翌日の体調が最高で、集中力が上がると感じているからだ。
逆に、夜ふかしをしてしまった翌日は、何事にもなぜかやる気が起きず、身体もだるい。
誰しも、このような経験があるのではないだろうか。
著者いわく、睡眠はただ脳や身体の疲れをとるためだけではない。
睡眠によって、脳が”進化”しているというのだ。
著者によると、睡眠のプロセスは生物の進化に似ているという。
生物の進化とは、ダーウィンが提唱する”進化論”のことだ。
生物は、新しい可能性を作り出す「変異」と、適切なものの「選択」を繰り返すことで進化する。
睡眠のプロセスは、ノンレム睡眠とレム睡眠が交互に数回訪れる。
ノンレム睡眠では、シナプスを新しく生み出したり、シナプス同士のつながりが強くなる。
レム睡眠では、シナプスの整理される。
シナプスとは、神経細胞であるニューロンと、次のニューロンをつなぐ接合部のことであり、シナプスを通じて情報の伝達が行われる。
ノンレム睡眠とレム睡眠によって、脳の回路を構成するシナプスが生まれ変わる。
つまり、脳は眠りで大進化するといえるそうだ。
忙しい日々を送っている人が多い。
成長したいと願い、寝る間も惜しんで働いている人もいるかもしれない。
もちろん、目標に向かって頑張る姿は美しい。
ただ、その頑張りを形にするためには、十分な睡眠が必要だ。
なぜなら、睡眠によって必要な記憶が整理され、記憶が強化されるからだ。
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