その辺歩いてる大学生、脳みそバグりました。
ツボった、なんて表現がありますけども、皆さんは笑いのツボ、信じますか? 馬鹿みたいにくだらないのに、可笑しくて仕方がない。一度笑い出したら、止まらない。腹が痛くて、涙が出て、ゼェゼェして、死にそうになるのに、そいつは止まってくれない。絶対いるだろ、脳ミソくすぐってる小人。
大学の吹奏楽部。私はサックスを吹いている。我らがサックスパート、最近は演奏会に向けてもっぱらこれを練習している。
Supercalifragilisticexpialidocious
スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス
流石は音大生! スラスラパラパラ吹いておられるが!!
ぼんやりふっつーに吹奏楽の民をやってきた我々にとっては
この楽譜、なかなかに鬼畜である。
誰だよ、これやりたいとか言い出した奴っ!?
指回らないし、息は切れるし。もうみんな必死も必死。
演奏会まで時間がないのもあって多少の滑りには目を瞑りつつ、猛犬のように旋律に喰らいつく。
少しずつテンポを上げて、お!? なんだか良い調子だぞ……っと思いきやバリトンがヨレたあ! 他の三人に緊張が走る。バリトンそっと一時離脱か?
と思ったそのとき……
「あ゛ーーー」
四人で合わせている真っ最中にも関わらず、野太くデカい声でバリトンボーイが自分のミスを嘆く。
おいバカ! やめろよ!
めちゃくちゃオモロいだろうが!
一心不乱に楽譜を追いかけてたのに、隣でテナーやってる私、無事爆笑。
私が笑うから犯人も笑うし、他の二人も笑いだす。
こうなっては一旦仕切り直しだ。
メトロノームを付け直し、つまずいたところの少し前からカウントし直す。
息を合わせて、
せーので
一音目
ブフォッ
私、葉山葵々、アウト。
そう、こうなって黙っていないのが脳ミソくすぐり屋の小人なのである。
噴き出しちゃって盛大に爆発。つられてゲタゲタ笑っている隣のバリトン君。パートリーダーのソプラノ吹きは、「ねえ、ちゃんとやって!」と一応キレるが、あれれ、グッグッと喉の奥が鳴っている。ニヤニヤしているアルトの後輩ちゃん。
はい、仕切り直してもう一度………
ダメだ。もう楽譜見ただけで笑えてくる。
楽器を構える。
息を吸い込む。
噴き出す。
五回目にやり直す頃には、もうこのループから抜けられなくなってしまっていた。
「もうみんな深夜テンションなのかなぁ〜?」
とパートリーダー。
見上げた教室の時計は午後九時。
何度トライしても、バグったように笑い転げる私。
そう言うことならと、最初からやることにするが……
構える。吸う。笑う。
もはや私の疲れ切った脳ミソは、この一連の動作を学習したらしい。
集中集中、と深呼吸して楽譜を見つめると再生されるスパカリのメロディ。
ねぇ、何でこの曲のメロディこんなオモロいの!?🤣
抑えの効かない笑を堪えている。目尻からじんわりと涙が出てくる……
あれ、何故だろう。
どうして、
同時に嗚咽が迫り上がってくるの?
号泣寸前でなんとか留める。
ここで泣くのは意味がわからな過ぎる。
今、23:53分。
お家のダイニングテーブルに座って、セブンで買った「のむヨーグルト アロエ」を片手にポチポチスマホでこの記事を書いている自分。
明日も一限からかぁ。あ、アイス食べよ。
実は結構久しぶりの投稿。
書きかけの記事ばっかり溜まっている。
忙しい、と言うのはあまり好きじゃないが。
まぁ忙しくて、何より心の余裕がなかったのである。
いや、現在進行形でないかもだ。
週16コマ+TA(ティーチングアシスタント)2コマ。
そして部活。
教育実習の手続き。
とある重要イベントの手続き。
そりゃあ、笑った拍子にタガが外れて泣きたくもなるわな。
要領の良い人間になりたいというのは常々思っているのだが。
今回ばかりは高校の友人がくれた忠告を聞かねばなるまい。
「葵々はすぐ自分を犠牲にするから、程々に手抜きなね」
そうだね。気をつけるよ。
あゝ、アイス食べ終わったら寒くなったな。
クソォ……課題終わらねぇ。
インカレ仲間がみんな嘆いてる。
教職課程ヤバいって。
それな。
学科の諸々にプラスαだからキツイよな。
借り物のiPad壊したり、
授業ノートのデータ大量に消えたり、
なんか色々あるけど、
「白くま」と「のむヨーグルト アロエ」は美味い。
あはは、何言ってんだ俺。オモロ。