育児エッセイ⑪今年、子育てを通して学んだこと
こんにちは、みはらです。
すっかり年の暮れになりました。
今年からnoteを始めて半年。
何かのきっかけで読んでくださった方々ありがとうございました。
なにげに週一更新を目標にがんばっていましたが、
先週はスクールの課題提出や年末のあれやこれやに追われ更新できず。
このオンラインスクールについてはまた気が向いたら書きます。
今回はこの一年を振り返りながら、
子どもが生まれたから約8か月の子育てを通じて学んだ
「期待しない」心構えについて書いておきたいと思います。
今年の振り返り
この記事を書くにあたって、
自分の手帳を1月から12月までじっくり見返してみました。
1月、2月は仕事のスケジュールがぎっしり。
今思えばあの大きなお腹でよくぞこんなに働いてたな・・・と思うくらい、
朝から晩まで、関西一円をぐるりと出張しまくっていました。
土日も両親学級や、ベビーグッズの調達で大忙し。
予定のない日がないくらいみっちり手帳が埋まっていました。
ところが、3月になるとすっからかんに。
この頃、ちょうど産休に入っていました。
仕事がないとこんなに手帳が埋まらないんだな、とびっくりするくらい。
毎日散歩をしたり、ヨガをしたり、赤ちゃんの服を洗濯したり。
でもお腹が大きいので思ってたより動けなくて、
ちょっともどかしい思いもしていました。
今思えば、ひとりでホテルのビュッフェとか行っとけば良かったなとも思います。
そして、いよいよ4月。
4月中旬が予定日だったので、4月に入ってからは全く予定を入れていませんでした。
おかげで手帳もまっしろ。
でも、実際は子どもが生まれてからは、手帳には書ききれないほど濃密な時間を過ごしてきました。
5月くらいから少しずつ子ども関連のイベントが入ってきます。
1ヶ月健診、助産師訪問、予防接種…
そして私が身体の限界を感じて整体に通い始めたのもこの頃でした。
妊娠中中断していた歯の治療や、がん検診を再開したのもこれくらい。
毎週のように整骨院か病院に行っていました。
7月くらいから少しずつ「自分の予定」も入ってきます。
夜の寝かしつけが比較的うまくいっていたので、
19時~22時くらいまで自分の時間をもつことができました。
このタイミングでカウンセラー経験を活かして
オンラインの面談ボランティア(ちょっと報酬もある)みたいな活動もやり始めました。
とはいえ、生活の中心はやっぱり子ども。
4ヶ月健診でゲリラ豪雨に降られたり、
数回しか着ない甚平風ロンパースを着せて近所の夏祭りに行ったり、と
子どもとの夏の時間も楽しんでいました。
9月くらいから少しずつ遠出のお出かけもできるように。
車で近くのショッピングモールに行ったり、
電車でちょっと都会まで出てみたり。
離乳食が始まるまでの貴重な空白時間を楽しみました。
10月からいよいよ離乳食スタート。
なるべくラクをしようと、
ブレンダーを使ったり、コープさんの冷凍野菜を使ったり、
フリーズドライやパウダー状のベビーフードを使ったり…と
試行錯誤をしながらの日々でした。
11月、離乳食にも慣れてきて少し余裕もでてきたので
オンラインのWebデザイン講座を受けてみました。
1ヶ月だけの短期集中で、独立してフリーランスでやっていけるようなスキルまでは到底たどり着けなかったけれど、
1ヶ月時間を決めてしっかり勉強できたことと、
子育て中にその時間を作れたことは、
自分にとっても良い経験になったし、仕事に復帰してもなんとか頑張れそうな自信にもつながりました。
復帰後役立ちそうな知識やスキルを多少なりとも身につけられたかなとも思います。
12月はそのWebデザイン講座の課題に取り組んでみたり、
オンラインの面談の対応をしたり、と
子育て以外の自分の仕事のようなものが結構多かった時期でした。
「やるべきこと」があるのは、なんとなくプレッシャーみたいなものを感じる一方で
生活にメリハリが出る側面もあって悪くないなと思います。
子育てを通じて学んだこと
そんなこんなでこの1年、子どもが生まれてからは8か月、
過ごしてきて学んだこと、それは
「期待しない」ということです。
これはけしてネガティブな意味ではなく、
むしろポジティブな意味で捉えてほしいのですが…
私の場合、子育てをしていると、
「この時間は昼寝してくれるから家事が進められるはず」とか、
「次の授乳でしっかり飲んでくれるから胸が軽くなるはず」とか、
「ベビーカーではおとなしいからゆっくり買い物できるはず」とか…
つい「〇〇なはず」と子どもに期待してしまうことが多くて、
そして、それ前提で自分の予定や段取りを組んでしまいがちでした。
でもそうすると、
思っていた時間に昼寝しなかったり
思うようにおっぱいを飲んでくれなかったり離乳食を食べなかったり、
おとなしくしてほしい時に限ってぐずってしまって
ずっと抱っこしないといけなかったり…
そんなことが起きると、
「こうなるはずだったのになんで…」と
落ち込んでしまうんですよね。
でもこれって、
私が勝手に子どもに対して「こうなるはずだ」と
期待して、あてはめて
結果そうならなかったから、
イライラしたり落ち込んでしまう。
この構図ってすごく自分勝手で理不尽だなと思ったんです。
子どもは機械じゃないし、言葉にできなくてもちゃんと意思もある。
私の思うようにならなくて当然だ、という
当たり前のことに意外と気づけてなかったんだな、と
ここ最近になってようやく理解し始めた気がします。
それでもまだ、
なんで寝てくれないんだーとか、
まだハイハイしないんかーとか、
なんでこぼさず飲めないんだーとか、
いろいろ思ってしまう時もあるけれど、
そんな時は勝手に子どもを自分の思う子どもにあてはめないこと、
「勝手に期待して勝手に落ち込まない」という
当たり前のことを思い出して、気持ちを落ち着かせるようにしています。
ちなみに、これ似たようなことを
かの芦田愛菜ちゃんも言ってたんですよね。
さすがに愛菜ちゃんは「対子ども」の意味ではないけれど、
芦田愛菜ちゃん若いのに悟っててすごいな、と思いました笑
もうひとつ、
これは私が好きな「チャポンといこう!」というPodcast番組で言っていた話なんですが
「子どもを見るときは横軸でなく縦軸で見よう」という心構えも
大事にしたいなと思っています。
どうしても周りの似たような月齢の子どもを見て
成長具合や離乳食の進み具合なんかで比べたり、
この月齢だとこうなるはずなのに…と
また勝手に期待してしまうこともあるんですが、
そんな時は横軸(周り)と比べるのではなくて、
この子自身の縦軸(時間)で見て、
昨日より今日、今日より明日できることが増えている、
成長していると感じられたら
それをもっと褒めてあげよう、喜ぼう、と思うようになりました。
これも子育てをしていて学んだことかなと思います。
いずれにせよ、子育てをして学べることがたくさんある1年でした。
育休中ってなんだか停滞しているような気持ちになることも多いけれど、
子育てを通じて精神面で成長できているようにも感じるので
そんな自分をちょっとは褒めてもいいのかなと思っています。
さて、そんな感じで。
来年もこんな成長を感じられる、よい年になりますように。
ではでは~
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