育児エッセイ①はじめての電車おでかけ
こんにちは、みはらです。
もうすぐ6ヶ月になる男の子を育てています。
これまで、わりと時系列に沿って
妊娠期から、出産、入院生活、産褥期、
産後3~4ヶ月くらいのまでを綴ってきましたが
そろそろ書いている現在地である6ヶ月に追いついてきました。
そこで今回は、トピックスやエピソードをいくつかピックアップしながら
エッセイ…ってほどでもないけど
それっぽい感じで書いてみようかなと思います。
今回は赤ちゃんとのはじめてのおでかけの話です。
おでかけのきっかけ
私と息子が初めて電車でお出かけをしたのは、
まもなく生後5ヶ月になろうとしていた9月の上旬でした。
職場の同期から連絡があって
9月から第二子の出産で産休に入るからランチでも行こう!と
誘ってくれたのです。
ちょうどもうすぐ育休から復帰する先輩もいたので、一緒に誘って
その同期と、先輩with11か月娘ちゃんと、
私with5ヶ月の息子とで、
ママ友(と勝手に呼んでいいのか?)ランチ会をすることにしました。
どこでランチする?
今回、3人が集まりやすい場所として
大阪梅田でランチ会をすることに。
とはいえ、赤ちゃん連れのランチはまず場所選びが大変です。
これまで私と息子は
近所の公園やスーパー、駅前のカフェ程度しか出かけたことがなかったので
どういう場所を選べばいいかさっぱり分かりませんでした。
しかし、そこはさすが先輩ママの力。
第二子妊娠中の同期がサクッと場所を決めて予約までしてくれました。
身重なのにありがたい…。
場所は梅キタエリアでグランフロントにほど近いカフェになりました。
さて、授乳はどうする?
今回はランチ会ということもあり待ち合わせ時間は
11時30分”ごろ”。
この”ごろ”というのがミソで、
子連れだから時間が多少前後することもあっても大丈夫だよーという
同期のやさしさだと、私は勝手に解釈しています。
ありがとう…!
とはいえ、大幅に遅れるのもいけないので
最寄りの梅田駅には11時前には到着するように出かけました。
というのも、いつも10時半~11時ごろに授乳をしていたので
到着してからどこかで授乳をする必要があったのです。
それも見越して、出発前に最寄りの授乳室を検索。
ついでにベビーカーでもスムーズに移動できるよう、
駅構内のエレベーター位置も検索。
赤ちゃん連れのおでかけはとにかく下調べが大事。
さすが、関西では一番の大都会梅田。
エレベーターはもちろん、あらゆる商業施設内に
点々と授乳室が配備されていました。
混雑していて子連れだと動きづらいかも、と思っていましたが
都会の方が子連れやハンデのある人向けに設備が整っていて
案外過ごしやすいのかもしれません。
今回のランチ会で使うカフェのすぐ近くにも授乳室があることがわかったので
待ち合わせ前に授乳を済ませておくことにしました。
はじめてのお外授乳
今回使った授乳室は、商業施設自体が新しいのもあって
とてもきれいなところでした。
おむつ替えはもちろん、調乳用のお湯や授乳用ソファまで完備されています。
ベビーカーごと部屋に入って
荷物を整理しながらゆったりと
授乳やおむつ替えをすることができるくらい広いお部屋でした。
でも、実は外出先で授乳するのもはじめて。
もちろん、授乳室に入るのもはじめてだったので
鍵のかけ方すら分からず、早速あたふたと慌ててしまいました。
いざ、授乳用ソファに座って落ち着いたところ
ここで問題発生。
そう、いつもの授乳クッションがありません。
衛生面の理由からか、外の授乳室にはふつうクッションは置いていないらしく
クッションなしの授乳に慣れていない私と息子は
この時点でうまく体勢が定まりまらずうまく咥えさせることができません。
さらには、私の抱きかかえ方が悪いのか、
いつもと違う場所で動揺しているのか、
息子が大泣きしてしまいました。
目に涙を浮かべながらなんとか飲んでもらい、
時間もないのでさっさとおむつ替え。
まずは縦抱っこでゆらゆらと落ち着かせ、
そーっとおむつ替え台に寝かせると、
これまたギャン泣き。
やっぱりいつもと違う場所だとびっくりして不安になっちゃうんだなあ。
これはどうしようもない…と思い、
なんとか落ち着かせるために
ここで私と息子の必殺技を使うことに。
その名も、
「おむつ替えの歌」
おむつ♪おむつ♪
おむつを替えましょ、ふんふふふんのふんふんふん♪
と、ただ即興で歌うだけなんですが…
しかし侮るなかれ。
おうちでおむつ替えの時も、この歌を即興で歌うと、
泣き止んで落ち着いたりするんです、ほんとに。
こんな大都会でまさかこの歌を歌うはめになるとは。
外に声が漏れるのも気にせず、大声で歌いながら
なんとか無事におむつ替えも完了しました。
お楽しみの大人ランチタイム
さて、今回の目的は職場ママ友とのランチ会。
今回予約してもらったお店は、大阪のママさんご用達なのか
お店の前で待っている間にもどんどんベビーカー連れのママさん達が入店していきます。
私も赤ちゃんができてよくよく感じるようになりましたが、
ベビーカーでお店に入るのって、結構気を遣うんですよね。
ちょっと買い物行くときも、
「あのお店ベビーカー通れたっけ?通路狭かったかなあ」とか、
「椅子よけてくれるかな、ベビーカー置けるスペースあるかなあ」とか、
事前にHPを見たり、口コミを見たりして
確認してから行くようになりました。
今回のお店は、ベビーカー連れに慣れているのか、
私と先輩と、2台もベビーカーがあるにも関わらず
手慣れた様子で椅子を移動してくださり、
ゆっくりと過ごすことができました。
大人ランチ中は、
ちょうど12時台で息子のお昼寝時間だったので
寝てくれるかなーと期待していたのですが
まったく寝ず。
これまたいつもと違う場所で興奮しているのか、
周りをきょろきょろと見まわしながら、
なにかを観察?している様子でした。
結局ランチ中は全く眠らず、
その後お店を移動してお茶をしている頃にぐずぐずと泣き始めたので
抱っこしあやしながらマンゴージュースを飲むはめに。
先輩ママさんが2人もいるので、
子育ての話とか、離乳食のこととか、職場復帰のこととか、
色々聞きたいことはあったのだけれど、
隣の息子が気になって気になって、
なんとなく話半分で聞いてしまっていたような気がします。。
でも、久々に夫以外の大人とお話できるのっていいですね。
いつも子どもと向き合ってばかりだと、
ああ言葉の分かる人間と話したい…!って切実に思います。
とても良いリフレッシュになりました。
帰りはパパと一緒に
14時ごろ解散、となったのですが
夫が心配してなのか、単に子どもと一緒にお出かけしたかったのか、
午後休をとって梅田まで迎えに来てくれました。
最後にまた同じ授乳室で
授乳とおむつ替え(再びギャン泣き)をこなし、
電車に乗って帰路へ。
夫が電車や乗り物好きなので、
息子にもそうなって欲しいらしく、
電車の種類を教えたり(当然まだわからない)、
景色を見せたりして、遊んでくれていました。
電車では全く泣かず、興味津々にきょろきょろしていたので
案外本当に電車好きになるかもしれないな。
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こんな感じで初めてのちょっと遠くへのお出かけ。
お店選び(は、お任せしちゃったけど)から、
当日の準備、授乳室やエレベーターありきのルート下調べ、
お外での授乳&おむつ替えイベント、
横目で見ながらのランチタイム、
泣かないでーと冷や冷やしながらの電車移動などなど
なんだかずっとドキドキはらはらして
気が張っていたような気もしますが、
こんな経験値を積み上げながら、
私も息子もまたひとつレベルアップしていくんだなあなんて
ふと思った日でした。