【女性ファッション】ロング丈ブームの2021年春は「あえて膝見せ」で差をつける
2021年の春は、少なくとも各種女性ファッション誌からは「ロング丈のボトムス」を流行らせたい意思を感じ取れる。
例えば『non・no』4月号で全身を見せた女性のコーデは120パターン以上掲載されているのだが、そのうち膝を見せている、または膝丈のコーデは10パターンにも満たなかった(というか数え間違いで無ければ6しか無かったのだが)。暖かくなってきたにも関わらず、掲載コーデの大半はロング丈やマキシ丈のスカート、ワンピース又はパンツスタイルとなっている。特に「新大学生向けの20日間着回しコーデ特集」において膝見せは0日という鉄壁のガードを勧めている。JKの制服となると未だにミニ丈が蔓延る令和の日本で、私服のボトム丈は対照的な傾向にあると言えるだろう。
(↑最近良く見かける「スウェットorパーカー+プリーツスカート」の組み合わせも、ロング丈・マキシ丈ばかり)
もはやおしゃれは季節や気温を問わずトップスで勝負する時代になってしまったのか。否、私はあえて提言したい。このロング丈ブームの中で「あえて膝を見せる」ことで他者との差をつけることが出来るはずだと。
1.WEARのランキングでも膝見せは少ない
ファッション誌の傾向は一旦置いておき、早速「WEAR」のサイトを開き検証する。まずは最新(2021年3月5日時点)のコーディネートランキングから。
1位はマキシ丈のジャンスカ、2位はデニムパンツ、3位はレースのマキシ丈スカート……と、上位陣は「膝隠し」で占められている。「膝見せ」は27位のハーフパンツを除けば、73位にようやく台形スカートが登場する。
しかし、まさかのセットアップ。私は以前書いた以下の記事で「セットアップ」を(カラーバランスの理論的に)お勧めしていないのだが、スカートだと何故か様になっている。
更にランキングを下に辿ると、125位に濃い色のショーパンが登場。
膝は見せつつもロングブーツで甘さを抑え、更にサコッシュっぽいショルダーバッグで重心を上げることで、下半身を気にさせにくい工夫を取っている。
そして183位はこちら。
キュロットっぽいAラインのショーパンでおしゃれと動きやすさを兼ね備えつつも膝はしっかりと見せている。
以上、200位までを見たが膝見せは4コーデのみ。実に196コーデが膝を隠していたが、かといってデコルテを見せているわけでもなく、春っぽさは肌見せではなく白やパステルカラーなど服の色で表現している傾向にある。だからこそ膝を見せさえすれば数多の女性と差をつけられるはずなのだ。
2.それならワンピースで膝見せを
やはり春といえば薄地のワンピース。しかし、ワンピさえもロング丈・マキシ丈が主流になりつつあるようだ。
今度はWEARの「ワンピース/ドレス」カテゴリーを新着順ソートで見てみる(3月5日AM4:53現在)。
すると、7番目に早速膝見せが登場。
こちらは黒のアウターをレイヤードすることで甘さを抑えており、これでも良きなのだが、やはり春はワンピ1枚で着ている姿を見たい。レイヤード無しのコーデをいくつかピックアップしてみる。
今度は次から次へと膝見せのワンピが登場。いずれも様になっているし、最後のはオフショルで肩すらも見せている。やはり膝見せは差を付けられるはずだと私は(勝手に)確信した。
3.結論
あえて流行を外すことで差を付ける。毎日は厳しいとしても、ここぞという勝負の日に思い切って膝を見せてはいかがだろうか。
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