私がスキした記事 傑作選(エッセイ部門)
おはようございます、当方128です。
こういう記事の時は挨拶します。こんにちは、こんばんはだと敬語にならないので、唯一敬語の「おはようございます」を使っていきます。
今回はいつもお読みいただいている皆様への感謝祭。過去に私が「スキ」を押させていただいた記事の中から、特に心を動かされた文章を紹介させていただきます。他者の記事を講評するのは初めてなので、稚拙な部分はご理解いただけると幸いです(「思います」が多すぎる、誰か助けて)。
今回は『エッセイ部門』です。ちょうど10記事になりました。順位は付けていません。短編小説部門もいずれUPしようと思っています。
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『青春時代の私が過去になった日の話』瑠璃様
遠距離恋愛だからこそ募らせた寂寥と、たまに会えることの貴重な喜びが美しい文章に繋がったのだと思います。
学生の多くは何らかの青春話を1つは持っていると思うので、書くのが苦手な方も一度こういう話を書いてみてはいかがでしょうか。何も難しいことは無い、気持ちを込めてありのままに書くだけで良いのです。若い時で無ければ書けない文章というのもあるので、後悔しないうちに。
『「蒔かぬ種は生えぬ」4年 望月祐里』東京学芸大学蹴球部 “紫志尊々”
同じ学生でも大学の蹴球部(サッカー部)のマネージャーのエッセイです。裏方の一人ですら一つの物語になることに驚きと感銘を受けました。そう思わせたのもこの方の文章力が良すぎるからだと思います。サークルのアカウントである都合上、この方の文章を二度と読めないのがとても惜しいです。
『普通の女子高校生が賞をとるには?』SSRのプリンス様
国際バカロレアの教育を受けているという、おそらく知性を持った女子高生が『note創作大賞で受賞するには何を書けばよいか』をテーマにひたすら「自分探し」をする全5回のドキュメントです。今時の10代のリアルな思考回路をちょっとだけ覗けます。
『わたし色の文が好き』を。様
他者の文章から「色」を見つける感性に驚かされました。他の記事の文章からも人間の温もりを感じられるのも、その感性があるからなのでしょう。おそらく文章を書くことで輝ける御方なのだと思います。ご自身の好きな色が青というのも好感度上昇ポイントです。
『絵描きのちょっとだけ青春な話』373様
お互い名前すら知らない、海外の煙草屋の店主と客の不思議な関係。誰にも真似できない独特な人生を歩んでこられたことを羨ましく思ってしまう、そんなエッセイです。
『やさしさは呪いのように①』つばめ様
多様性という社会問題に一石を投じてさえいると思います。善人には「苛立ちを抑え表面上は善人として振る舞う人」と「心の広い、心の底からの善人」の大きく2つに分けられますが、集まりを通して人間の優しさを知ったつばめ様は後者に限りなく近付いていると信じたいです。
『4年前の明日は入籍した日だったりする』koedananafusi様
夫へのプロポーズからイブの入籍に至るまで特に大きな感動も無いのですが、そのまま喧嘩も無く4年も順調に過ごしてきたというのは一つの立派な「愛」であり「幸せ」だと思います。私はこちらの短編小説で『何てことの無い日常を維持することも一つの幸せの形』だと締めましたが、こうやってリアルな実話を読むと改めてそう思います。
『113.親になるということ』ペンギンキッチン様
妻の破水から、新たな命が誕生するまでの夫視点のドキュメント。コロナ禍で病院に入ることさえも容易ではない中、様々な条件を乗り越え我が子の産声を聞くことが出来た感動がひしひしと伝わってきます。
『私はずっと幸せだったことを知った二十歳のこと』モフ虫様
幼い頃から特殊な家族構成や家庭環境の中で悩み続け、それでも幸せを見出すのはとても難しいことですが、この方は確かに見つけていました。現在放送中のアニメ『スローループ』は、配偶者と死別した者同士が再婚し、両者の娘が複雑な心境の中で幸せや喜びを見つけようとしています。そんな最中に読んだ文章だったので尚更「家族」とは何か考えさせられました。
『あの日のクロワッサンを追って』みょー様
エッセイで文章力と人の心を動かす力、両方を併せ持つこの方は尊敬にすら値します。小説と違い実話をありのままに書くだけだから簡単だと思っていた時期が私にもありましたが、ここまで難しいジャンルも無いと今では思います。創作大賞にエントリーした小説も是非。
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