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ジョジョ1部と2部
友人に借りたままになっていた漫画を、ついに返却するときがきた。
ジョジョである。
話をしていたときに、ジョジョを読んだことがないと言ったら、貸してくれた。
曰く、3部が一番面白いけど、ひとまず1部2部を読んでと。
それからだいぶ年月が経ってしまった。
読まないまま、なんと5年。
絶句である。
自分自身の不義理に我ながら呆れ返るというものだ。
ともかく、一晩で12巻を読破しなければならない。
誤解のないように言っておくが、優しい友人は決して急かしてきたわけではない。
返す約束をした前日まで、読まなかった私がすべて悪いのだ。
どうしてそんなに読まなかったのか。
絵が怖いからである。
劇画タッチの漫画を、これまであまり読んでこなかったので、とにかくページが黒くて濃くて怖い。
そして、ストーリーの始まりからして、デュオが怖すぎるし、謎の石仮面なんかめっちゃ怖い。
とにかく私は耐えて読み進めた。
ストーリーは面白く、展開はスピーディで決して読みにくくはない。
ジョジョを読んだことがなかった私ですら知っていた、有名なセリフや擬音がちょこちょこ出てきてテンションが上がる。
私が一番好きなシーン及び擬音は、カエルを殴るときの擬音「メメタァ」である。正確にはカエルではなく、カエルの下の岩を殴っているのだが。
なに、メメタァってなに…どういう状況なの…?
擬音語じゃなくて、擬態語なのか…?それにしたってメメタァは…?
いや、考えるより感じた方がいい。
深夜までかかって、12巻まで読み終えた。
読後感は爽やか…というわけでもないが、興奮する読書体験であった。
めちゃくちゃ強い相手と戦うために修行をして、主人公もめちゃくちゃ強くなることや、どんどん強い相手と戦わなければならないことなど、少年漫画らしい展開。
設定は壮大で、ユニークで面白い。
主人公の子孫が次のシリーズの主人公になるという、時代を越える物語。
ほのぼのするシーンがほとんどない?ので、かなり体力を消耗する感じはある。人体破壊の描写もすごい。
しかしこれで、私はジョジョを読んだ。
なんと、優しい友人は、続きを貸してくれるという。5年返さないのに。優しすぎるだろ。
でもきっとそのときは、ちゃんとすぐ読んで返す。ジョジョ面白かったから。