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【痛】口内炎×私×憧れ

ウバといいます。
訪ねていただきありがとうございます。




何故、人は口腔内を噛んでしまうのだろうか。意識したら噛めないくせに、ふとした時にガリリと噛んでしまう。

私の場合であるが、たいてい外食に行った時の序盤で噛んでしまう。どんだけ食べ急いどんねんと。ワクワク抑えれてませんやんと。

そこから食事の楽しさ半減ですよ。何食べても傷に沁みる。その傷口を再度噛むことすらある。痛く切ない。悲しくて辛い。痛い。切ない。

そして、その傷口は口内炎へと変貌を遂げる。

口内炎はツライ。個人差はあれど、だいたい一週間ほど我が口腔内に居座る。なにを食べても痛むし存在感がハンパない。もぅ、ハンパねぇ……

そして、ある日突然いなくなる。

これって私だけなのかな?口内炎が治っていく感覚がわからない。出来た時からずっと痛くて、ある日突然ゼロになる。この感覚、私だけ?

他人の口内炎事情を考えたことないし聞いたこともない。本当は徐々に治っていくもんなのかな?それとも皆さん突然に?どうでもいいか。


私は、そんな口内炎の生き方にわずかながら憧れている。カッコよくないだろうか?フーテンの寅さんよろしく、男くさい旅人みたいだ。

ふらっと現れて、存在感ハンパなくて、それでいて場を荒らして、何も言わず突然去る。ああ、なんてカッコいい生き方なんだ。素敵だよ。

口内炎になんか、本当はなりたくない。それでも、いなくなった場所を舌で触ったりする。あんだけ憎い奴も、居なくなると寂しくなる。

会いたくて口腔内を噛もうにも、うまく噛めない。いや、そもそも会いたくなんてない。居たら煩わしい。痛いし良い事ひとつもない。少し寂しい。

そして忘れた頃にやってくる。気を抜くと口腔内をガリリだ。傷が出来て、ばい菌が入って、口内炎のできあがり。

「よっ!久し振り。ま、たまにはこの口腔内も悪くないか。と、思ってね」

「バカッ!本当は会いたくなんてないんだから!でも……おかえりなさい」

なんて。

罪な男だぜ、口内炎!




ここまで読んでいただきありがとうございます。
口内炎に憧れるってなんやねん……疲れてんのかな。




それでは、佐世保の隅っこからウバでした


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