ワタシタチはモノガタリ【観劇】
『ワタシタチはモノガタリ』を観劇するために渋谷のパルコ劇場へ行ってきました。
現実と虚構が交錯する演劇でした。
富子と徳人は文通友達であり「30歳になってどっちも独身だったら結婚しよう」と冗談まじりで約束していたのですが、徳人が30歳を直前に職場の女性と結婚を決めたところから話が展開していきます。
富子が文通内容を脚色してSNSに小説として投稿したところ、バズって、出版、映画化と話が進んでいきます。
果たして小説の結末はどうなるのか?映画監督や映画女優、更には虚構のミコとリヒトが作者の富子に対してリクエストを出すようになります。
現実と虚構が入り乱れ、富子はどのような結末を描くのか?もう一人の文通の主である徳人はどう思うのか?
なんで小説を書いてるの?
先日、観た映画『ルックバック』とは違う切り口の創作とはなんぞやといった、ファンタジックなラブ・コメディでした。
富子(江口のりこさん)と徳人(松尾諭さん)の関西弁の掛け合いが漫才みたいで面白かったです。テンポと間が最高です。ミコ(松岡茉優さん)とリヒト(千葉雄大さん)は虚構と現実を行ったり来たり、更に別の役でも出演するなど、演じ分けが見事でした。
カーテンコールはスタンディングオベーションでした。いまだに慣れていませんが、とても楽しかった演劇でしたので一緒に立ち上がって拍手しました。
なんで立ち上がるんだろう?
疑問に思っていたのですが、先日サッカー観戦したときに腑に落ちたことがありました。それは、ゴールが決まったシーンです。自然と立ち上がって拍手していました。これかっ!と思いました。
パルコ劇場で今後の演劇が紹介されていました。
観劇後、渋谷パルコを探検してみました。まずはパルコ劇場の上の9階に上がってみました。
店内からは罵声が聞こえてきました。佐久間宜行さんのファンではあるのですが『罵倒シリーズ』はそんなに好きではありません…。あくまでも好みの問題です。