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団塊の世代の考察
過去に、私は、Facebookやブログ、NOTEでは初代気楽な散歩で、団塊の世代の誤解について、述べているのかも知れませんが、何しろ齢で、記憶が定かではありません。
もしかすると、再投稿になるかも知れませんが、
再確認の為に、投稿します。
私は1948年(昭和23年)3月の生まれなので、団塊の世代のど真ん中なのですね。
ネットで叩かれるのですが、団塊の世代はクズで
団塊の世代のせいで若年層は、年金問題でも犠牲になる。
確かにそれは、ある程度、本当なのかも知れません。
何しろ、団塊の世代は、数が多いですからね。
しかも、2025年には、団塊の世代が全て、後期高齢者となり、そして、少子化のあおりをうけて、高齢者1人を若年層3人で支えなければならなくなるという試算も出ているようです。
数に関していえば、終戦後、大量の復員兵が、結婚して、大量の子を産みました。
我々が生まれたのは、そんな時代的背景もあり、
これは、自然の成り行きなのですね。
ちょっと、きついことをいえば、近代では、「終身雇用制」もなくなり、結婚も出来ない男女ができ、子を成さないので、少子化が加速するのです。
それは、我々、団塊の世代のせいでは無い、と言っては言い過ぎでしょうか?。
次に、年金問題ですが、団塊の世代は、高額年金受給者層と勘違いされています。
平均年金受給額です。
ここで、会社員では、月額平均¥164.770
となっています。
平均です。
平均なので、団塊の世代はもっと多いのではないか?。という疑問は、打ち消します。
少なくとも私は、この額はもらっていません。
尤も、私は、55歳で解雇されているため、平均より少ないのかも知れませんね。
生活出来ているのは、家付きカー無しなので、
極端にいえば、食費とライフラインだけ、あとは
たまの衣類や日用品ですかね。
とにかく、団塊の世代は、年金も2度にわたり減額されています。
勝ち組ではないのですね。
ここで、ネットではこぼさない愚痴をこぼします。
実を言うと、高額年金受給者は、85歳以上なのです。
私の知る90歳の高齢者夫婦は、夫婦あわせて、共稼ぎで、厚生年金を月額100万受給していると聞きました。
まぁ、これは、例外的なものですが、一応お聞きしました。
そして、遺族年金ですが、6割支給されます。
仮に、月額40万支給されていたとすると、遺族年金は、月額24万となり、奥様の年金を合わせると、リッチな年金生活を送れますね。
ところが、私の遺族年金は、試算すると、わずか¥65,000円です。
私が死んだ場合、妻は国民年金なので、受給額は
約¥65,000
合計すると、¥130,000で、生活は何とか出来ても、将来的に、施設などには入れません。
施設に入るには、貯蓄を切り崩さないと、生計が成り立ちませんね。
次に、団塊の世代は、学生運動の世代で、共産党である、という誤解です。
団塊の世代の高卒の年代は、1966年頃ですね。
1966年の大学進学率、わずか、16.1%
ハイ、残りの84%は高卒です。
高校生は、学生運動出来ないですね。
団塊の世代の16%しか、学生運動の機会が無いのです。
では、全国の大学で、学生運動が起きたのでしょうか?。
いえいえそれは、一部の大学です。
では、その大学では、全大学生が、学生運動に加わったのでしょうか?。
我々は、政治的に中立な、ノンポリ層でした。
さらに、運動部を主力とする、右派もいました。
私の試算では、
左派:ノンポリ派:右派=2:6:2
と考えました。
以上のデータを推定すると、団塊の世代で学生運動に加わったのは、全体の1%以下と考えられるのですね。
私の試算データ、1%以下をもち、団塊の世代は
学生運動の世代で、共産党である。
という理屈には無理があるのではないでしょうか。
1970年入社後は、建設業界に携わるものとして、次第に、右よりになってきたのは、致し方ない仕儀と言えるでしょうね。
団塊の世代の考察 完