セピア色の桜┃青ブラ文学部┃特攻兵器「桜花(おうか)」
山根あきら。さんの企画
「セピア色の桜」に
参加させていただきます。
第二次世界大戦末期、零戦による特攻が行われたが、低速故、敵艦の防御に、次々と撃墜されていった。
遂に、海軍は、固体ロケットエンジンを使った、高速特攻兵器「桜花」を投入した。
乗員1名、脱出装置無しという正に特攻兵器である。
一式陸攻に吊るされて、目標付近で母機から切り離された後に固体燃料ロケットを作動させて加速、敵艦に体当たり。
1200kg徹甲爆弾が炸裂すれば、敵艦は撃沈された。
高速故、桜花の迎撃は不可能であると言われた。
しかし、特攻攻撃は、ほとんど成果を得られなかった。
一式陸攻は低速である。
非常に重い桜花を搭載すると
さらに低速となり、敵戦闘の餌食となり、桜花は母機共々撃墜された。
出撃前に残された
桜花のパイロットの笑顔とともに、セピア色の桜花の姿があった。
その後、ロケット技術は核弾頭ミサイルとなり、ロシアや中国は、いつ日本に向けてミサイルのボタンを押すか、考えているようである。
完
山根あきら。さん
宜しくお願い致します。🙏