8月15日と敗戦と靖国神社について右翼失格で左翼も失格のただのエロアナキストのマヨコンヌさんが突然語るわよ
まあ、戦争体験者は寿命でほぼ全員死んでるから、あんまり盛り上がらなくなってきたけれども。
8月15日になるとさあ、そーゆー話がテレビで話題になる訳よね。
靖国に行け、とか、行くな、とか、別の日に行け、とか、隠れて行け、とかごちゃごちゃした話が。
解った解ったいいから!いいから!とにかく、若者はまず台湾の金美鈴氏の靖国神社のスピーチでも聞くといいわ。(後の方に貼ってあるよ)
あ、いや、ちょっと、待って?
私、そらふつーに戦争反対ですよ?
ですけど、あのね、靖国神社っていうか、靖国神社の併設施設の戦争資料館=遊就館、あれ、
反戦気分と厭戦気分しか盛り上がらない、最高に激欝な、最高な戦争資料館なんで行って見てはどうか…
いやマジで。
想像以上にチャチい(こんなんによく人間乗れたな…)って意味でもぞっとする人間魚雷『回天』の残骸とか、
ぺこぺこのおもちゃみたいなレーシングカートよりも小さい脱出装置が元々ついていない最低な特攻機の『桜花』とか、
更にヤバいのは爆弾のついた棒を持って潜水服を来て海に潜ってアメリカの戦艦に爆弾浴びせて自分も死にましょうコンセプトの『伏龍』とか、
もちろんあまたのボロボロの土色の凄まじい量の遺品とか、
遺骨がないので代わりに石ころひとつの箱とか…
童貞のまま戦死した息子のために母親が捧げた変にリアルなでっかい花嫁人形(高級な1m以上の博多人形みたいなやつが大量に並んでいるのよ…何とも言えない情念が渦巻いていてもう…)の数々とか…
お母さんお母さんお母さんお母さんお母さんって無限リピートで紙を埋め尽くすように書いてある遺書とか…
なんかもう…
ぞわぞわして…
『遊就館』のあ、あ、あ、あれ見て『ようし!ボクも戦争に行こう♡』ってなるやつ、本当に居るのかね…???
え、靖国神社の併設博物館、あれ、
反戦資料館だよね…?
としか思えないのは自分がノンポリシーだからなのでしょうか????
とにかく歴史的資料を見る意味だけでも価値があるので、
とりあえず靖国神社博物館の『遊就館』だけでも冷やかしのつもりで一度行くといいわよ。
↑見た?解った?
短いしスッゲー感動的だけどまぁ
今からわたくしがざっくり説明するから
面倒なら読まなくてもいいわよ
要するにさ
日本軍統治下の台湾で、日本軍が負けそうになってた時期に、日本軍の兵士が山ほど載ってるトラックに、11歳の植民地支配されてる外地人の女の子は、そのトラックに平気でバス代わりに相乗りさせてもらってたんだって。
たとえばの話、今の沖縄の基〇のトラックに仮に相乗りできるとしても11歳の日本人の女の子が安心して乗れるかって話よ。
もちろん彼女の見た世界が特殊だったのかもしれないし、いろいろ例外はあるだろうけど、ある時期ある場所では日本軍を「歴史上類を見ない世界一清廉な軍隊」と評する人々もいるわけよ。
別に他の軍隊と比べてどうといいたいんではなくて、自虐史だけ鵜呑みにするのは止そうよ、どの国の軍隊の人々にだって良心がたくさん存在するように、いやそれ以上に、日本軍には良心のある人々が沢山いたんだよって話。
そして私達は最後の世界大戦で負けたために今後永遠に子々孫々自虐史を学びながら大人になるので、自分で調べたり見聞きして自分でその辺を考え直す必要があるのよ。一人ひとりでね。
そらあんた殺し合いしとったんだから敵側にも味方側にも色々など最低な行為をした人もいるでしょうよ
でも
あそこには、家族とか日本の人をかばって死にたくもないのに死んだ人々がたくさんたくさんいるはずよ。というか戦争で亡くなった人はどの国のどんな人でも全員そうよ。
しかも太平洋戦争では、20歳とか18歳で、闘ったどころか、大部分の方々が餓死もしくは渇き死にさせられた...犬死にとしか言いようのない死に方をしたのよ。
(そこには敵側が日本という国を完全奴隷化する気満々で石油の輸入を完全ブロックしやがるという容赦のない事をしたためにどっちにしろ遅かれ早かれ日本国民は戦争しなくても大半が餓死するしかなかったとか、反対に味方側は味方側で零戦どころか、桜花、回天、伏龍とか、戦争史上最低な武器に自国民を乗っけるとかいろいろあったんだけども、でも)
そんなことに当事者でもない私達がいまさらお互いグダグダ言い合うよりとにかく
私たちを死なせるまいとして、私たちの代わりに死んでくれた人に
「ありがとう」
って一生に一度、こっそり言いに行っても良くないか。
それが事実上、犬死にで餓死だったとしても、だからこそ、というか、その結果、私たちはいま、元気でここに生きてる。犬死にで餓死なさった方達にこそ、「あなたのおかげで私は生きてます幸せです」と私は言いたい。
ただまあね!
負けたからね!
ケッチョンケッチョンに負けたからね!!!
しかも戦争時の日本人の抵抗ぶりと冷戦とかいろんな状況が重なって
現在の属国状態は意外にもまあまあ快適だしね!!!!
ダイエットペプシとか世界一のうまさだしね!!!
プリングルス最高だしね!!!!
とにかく最後のガチの世界大戦で負けたからしょうがないの。
あたしたちは生まれながらに未来永劫「永遠の負け犬」だから、
あまり大っぴらに右に寄れないのよ。
もうねあたしたちに残された最後の戦法は、日本風ラーメンとか、HENTAI文化とか、鬼滅の刃とかガンダムとかラピュタみたいな素敵アニメを量産して「日本しゅきい...!!!!仲良くしたいッ...♥」って相手国の精神的な闘志を削ぎながら、試合に負けても勝負に勝とうぜ、っていうか、その
したたかに外貨を稼ぐ、それだけよ。
だから国を挙げて大っぴらに戦没者を褒めたたえるのはたしかにまずいのかもしれないわ。ペッコペコにペコリ続けるしかないのかも知れないわ。(いや、倫理的には正しいと思うけれどもさぁ...軍事力とか、地下資源がさあ...圧倒的に足りんしそもそもいまさらまた大量に人を死なせてまでまた闘うメリット無いやろ…。)
でも個人個人が8月15日にさ、たまに、
「貴方達のおかげで、今私は生きてます、ありがとう」
ってこっそり感謝しに行くのはね。それぐらいは何人にも止めさせることはできないわ。
そんでね...ボロボロの遺品とか、軽トラよりもぺこぺこしたちゃちな特攻飛行機を眺めていると...普通、死んじゃった人の怨念でも聞こえてきそうなシチュエーションなのに。
確かに背筋も寒くもなるんだけど。
不思議なの。
「あなたは生きてますか、よかったね生きてるね、自分は死んだけど少しはあなたたちを守ることができましたか、死んだっていいこと無いですよ、闘わなくていいですよ、私たちがせっかく頑張ったんだからあなた達だけでも少しでも幸せになってね、生きててよかったね、よかったね、せっかく生きてるんだから自分たちも生きていたかったから、だから生きてる人達だけでも命を大切にするんだよ」
みたいなあったかい声が方々からザワザワ聞こえてくる気がするのよ。
若い頃、絶望した時も、死にたくなった時も、死ななくてよかったな、
どんなに辛い目に遭ってても、自分を守ろうとしてくれた人々がこんなにたくさんいらっしゃるのだなって、ありがとうって。
それで元気がもらえるの。
だから行くといい。って思うのよ。
あーー、そうそう、どーしても、兵隊さんに感謝する気になれないほど左な人はね。靖国神社の博物館のそばかな?戦争で徴用されて死んだ動物を悼む記念碑みたいなのがあるの。
さすがに戦争に連れて行かれて死んだ動物に罪がないのは解るでしょ。
そこに水でも供えて、「ありがとう」って言ってきなさいよ。
一回やってみなさいよ。
今年の8月15日はちょうど土曜日で休日だしさ。
そうするとね、不思議なのよ。元気が出てくるから。
戦争を肯定する気なんか毛頭ない。
けれども、
戦争に負けた国、日本の兵隊だったおじいちゃんおばあちゃんは全員が唾棄すべき卑怯者の殺人者として死を悼まれることすらなく忘れ去られ、
戦争に勝った国、アメリカの兵隊だったおじいちゃんおばあちゃんは全員が英雄で世界を救ったヒーローとして毎年国民に感謝され祭られるって
本当に、何なんだろうと思うのよ。
でも別に日本の兵隊だけえらいとかいうつもりも毛頭ないわ。
ただ、いま元気に生きている私たちが
日本人でも中国人でもパプアニューギニア人でもアメリカ人でも
兵隊でも、非戦闘員でも、
先の戦争で家族親族を守ろうと、亡くなった人たち全員を
ふつうに悼むのは当たり前であり、
それは戦争賛美でもなんでもないと思うのよね。
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