目撃・ネコひねり
休日、窓の外を見ていたら、塀の上を三毛猫が歩いていた。
最近、ずっと探していた猫だ。
少し前に見かけて、新しい猫!と思って近づいたけれど、逃げられてしまった。
近所にいるミケちゃんと違って、白い部分がとても多く、ところどころに、黒や茶色の玉模様がある。
低い塀をのしのし歩き、途中で、少し高い塀に、びょん、と上った。
ずんぐりしているけれど、意外と身軽。
感心して見ていると、今度は高い塀から瓦屋根に一気にジャンプしようとして、タイミングを図っている。
それはどうだろう。
地域猫のシロ子もよく屋根に上っているけれど、もっと安全なルートからだ。
と思っていたら、三毛が飛んだ。
見事、瓦屋根に前足をかける。
でもお尻が重すぎたのか、どうしても上がれない。
ああ、落ちる、と思っているうちに、落下。
落ちた瞬間にくるりと身をひねっていたから、腰から落ちたわけではなさそうだ。
慌てて見に行ったけれど、もういなくなっていた。
ネコひねり問題について書かれた本を、最近本屋さんで見たけれど、実際に見たのは初めてだ。
ひねり三毛。
今回の件で嫌気がさして、もうこのあたりには来てくれないのだろうか。
また会いたいなあ。無事を祈る。
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